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J-GLOBAL ID：201102222562135432   整理番号：11A0120554

市販鶏肉類におけるCampylobacter jejuni/coli,Salmonellaならびに糞便系大腸菌群の汚染状況の関係

The Relations of Contamination Levels of Campylobacter jejuni/coli, Salmonella and Fecal Coliforms in Commercial Chicken Meats and Guts

著者 (9件)： 古田宗宜 (中村学園大学短大) ,  小田隆弘 (中村学園大学短大) ,  樋脇弘 (福岡市保健環境研) ,  財津修一 (福岡市保健環境研) ,  村上光一 (福岡県保健環境研) ,  馬場愛 (福岡市保健環境研) ,  江渕寿美 (福岡市保健環境研) ,  金子孝昌 (関東化学) ,  木原温子 (関東化学)
資料名： 日本食品微生物学会雑誌  (Japanese Journal of Food Microbiology)
巻： 27  号： 4  ページ： 200-205  発行年： 2010年12月31日 
JST資料番号： L1969A  ISSN： 1340-8267  CODEN： SHBIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 市販鶏肉類におけるCampylobacter,SalmonellaならびにE.coliの汚染状況を調査したところ,Campylobacterの陽性率は全体で53.3%(56/105)であり,汚染菌数レベルは10/g以上のものが多かった。Salmonellaの陽性率も全体で53.3%(56/105)であったが,部位によって差異が認められた。Salmonellaの汚染菌数レベルは全体では0.1~<1/gのものが多かったが,部位によって異なる傾向を示した。E.coliの陽性率は全体で96.2%(101/105)であり,汚染菌数レベルは皮付き肉および肝に比べて砂肝で低い傾向が見られた。CampylobacterおよびSalmonellaの陽性率とE.coli汚染菌数レベルとの関係は,部位によって異なる傾向を示し,皮付き肉および肝ではE.coli汚染菌数レベルが10/g未満の場合,CampylobacterおよびSalmonellaの一方または両方の陽性率は4.3%にとどまり,砂肝ではE.coli汚染菌数レベルが1/g未満の場合,それらの陽性率が5.7%にとどまることがわかった。分離されたCampylobacterのうちC.jejuniと同定された菌株のPennerの血清型は多岐にわたり,ほぼ半数が型別不能株であった。Salmonellaは分離された菌株の半数以上がS.Infantisであった。(著者抄録)

シソーラス用語： *鶏肉 ,  *食肉副産物 ,  *畜産食品 ,  *微生物汚染 ,  *食品汚染 ,  Campylobacter jejuni ,  サルモネラ属 ,  大腸菌群 ,  大腸菌 ,  菌数計測 ,  食品検査 ,  血清型 ,  実態調査 ,  Campylobacter coli ,  Salmonella infantis ,  *内臓肉 ,  カンピロバクター属 ,  糞便性大腸菌群 ,  微生物 ,  らせん菌
準シソーラス用語： Campylobacter ,  糞便性大腸菌

分類 (2件)： 食肉一般  (FJ12031X) ,  食品の汚染  (FJ01053P)

引用文献 (16件)：

• 安藤陽子. 市販鶏肉のサルモネラ汚染調査と Salmonella Infantis のPFGE法による解析. 日食微誌. 2003, 20, 123-127
• 藤代敏行. 福岡市における食中毒事例および収去検査からの Campylobacter 検出状況. 福岡市保環研報. 2000, 25, 105-106
• 古畑勝則. LAMP法および培養法による市販鶏肉からのカンピロバクターの検出比較. 日食微誌. 2006, 23, 237-241
• 伊藤武. Campylobacter jejuni. 食水系感染症と細菌性食中毒. 2000, 345-349
• 伊藤武. カンピロバクター. 食品衛生検査指針 微生物編. 2004, 225-235

タイトルに関連する用語 (7件)： 鶏肉 ,  Campylobacter ,  Salmonella ,  糞便 ,  大腸菌群 ,  汚染 ,  状況