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J-GLOBAL ID：201102232134143779   整理番号：11A1990403

モデル献立調理時のエコ・クッキングによる排水汚濁負荷削減効果の分析

Water Pollution Reduction by Eco-cooking for a Model Menu

著者 (6件)： 三神彩子 (東京家政大) ,  三神彩子 (東京ガス) ,  佐藤久美 (東京家政大) ,  伊藤貴英 (東京ガス) ,  村上和雄 (東京家政大) ,  長尾慶子 (東京家政大)
資料名： 日本調理科学会誌  (Journal of Cookery Science of Japan)
巻： 44  号： 6  ページ： 367-374  発行年： 2011年12月05日 
JST資料番号： Y0637A  ISSN： 1341-1535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生活排水,特に台所排水は水質汚濁の大きな要因である。先行研究により,家庭においてエコ・クッキングに取り組むことで,水使用量は約60~80%の削減効果があることが確認されている。本研究ではエコ・クッキングの水質汚濁負荷削減効果について検証することとし,日本料理モデル献立を選択し,家庭で行われている通常の調理法と,エコ・クッキング法とで,水の汚濁度をCOD,全リン,全窒素の測定により比較した。その結果,水の使用量86%,COD量82%,全リン量80%,全窒素量85%の削減効果が得られ,下準備,調理,調理器具洗浄,食器洗浄のいずれの調理工程においても削減効果を確認した。中でも,洗い桶を活用し水を汚さない,無洗米を使用しとぎ汁を排出しない,洗う前に汚れを古布で拭き取る,適量の洗剤を使用する取り組みが効果大であった。合わせて,西洋料理,中国料理モデル献立において検証実験を行ったところ,献立に関わらず,水使用量および水質汚濁負荷削減効果が確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： 献立 ,  *調理 ,  *環境保全 ,  家庭汚水 ,  負荷 ,  減少 ,  料理 ,  *水質汚濁 ,  使用水量 ,  節水 ,  生態学 ,  汚濁負荷 ,  二酸化炭素排出量削減 ,  省エネルギー技術 ,  廃棄物 ,  液状廃棄物 ,  流量 ,  節約
準シソーラス用語： 省エネルギー

分類 (3件)： 食品製造・加工・保蔵法一般  (FJ03010M) ,  環境問題  (SA01020V) ,  水質汚濁一般  (SB02010U)

引用文献 (27件)：

• 国土交通省. 日本の水資源-持続可能な水利用に向けて-. 2010, 129-141
• 環境省. 環境白書/循環型社会白書/生物多様性白書. 2010, 平成22年版, 199-206
• 東京都. とりもどそうわたしたちの川と海を. 2008, 1-6
• エコ・クッキング推進委員会. エコ・クッキング指導者教本. 2008, 7-16
• 長尾慶子. 家庭科教職課程履修性に対してのエコ・クッキングの教育効果. 日本家教誌. 2007, 50, 176-183

タイトルに関連する用語 (7件)： モデル ,  献立 ,  調理 ,  クッキング ,  排水 ,  汚濁負荷 ,  分析