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J-GLOBAL ID：201102234452199280   整理番号：11A1174792

スターフルーツに含まれる特徴的な成分の熟度による変化

著者 (6件)： 沖智之 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  松村まさと (沖縄県農業大学校) ,  氏原邦博 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  住秀和 (大宜味村) ,  佐藤麻紀 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  須田郁夫 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ)
資料名： 日本作物学会九州支部会報  (Report of the Kyushu Branch of the Crop Science Society of Japan)
号： 77  ページ： 68-72  発行年： 2011年05月15日 
JST資料番号： F0922A  ISSN： 0285-3507  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スターフルーツの摘果果実や過熟果実の利活用に資する基礎情報を得ることを目的として,スターフルーツを特徴付ける成分と熟度との関係について検討した。総ポリフェノールとプロアントシアニジンの含量は,熟度2以降,すなわち果皮が黄色に7分着色してからの変動は小さいこと,総シュウ酸量は未熟果実(果皮色が緑色)で最も多く,成熟(果皮色が緑色から黄~橙色へ変化)するにつれて減少することが明らかとなった。また,スターフルーツに含まれる主要な糖はグルコース,フルクトース,スクロースであり,樹上での果実の成熟につれてグルコースとフルクトースはわずかに増大したが,熟度1から熟度2の間にスクロースが顕著に増大し,総量が増加することが明らかとなった。GABAの含量は熟度と関連が明確ではなかったが,収穫期による変動が大きい成分であることが判明した。(著者抄録)

シソーラス用語： *カタバミ科 ,  *熱帯果実 ,  熟成 ,  果実【器官】 ,  果物 ,  *多価フェノール ,  生体成分分析 ,  *食品成分 ,  食品分析 ,  熟度 ,  果皮 ,  着色 ,  *糖組成 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  第一アミン ,  ヘキソース ,  アルドース ,  ジカルボン酸 ,  二糖類 ,  ピラノシド ,  フラノシド ,  グルコシド ,  フルクトオリゴ糖 ,  ケトース ,  *Averrhoa carambola
準シソーラス用語： *スターフルーツ ,  成熟度

分類 (3件)： 果樹  (FC03042G) ,  果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  食品の分析  (FJ01030U)

物質索引 (6件)： GABA ,  グルコース ,  シュウ酸 ,  スクロース ,  フルクトース ,  プロアントシアニジン

引用文献 (8件)：

• 岡崎圭毅・建部雅子・中村卓司・信濃卓郎 2007. 窒素栄養が代謝プロファイルに与える影響の解析. 生物工学 85 : 482-484.
• Oki, T., Masuda, M., Kobayashi, M., Nishiba, Y., Furuta, S., Suda, I., Sato, T. 2002. Polymeric pro- cyanidins as radical-scavenging components in red-hulled rice. J Agric Food Chem. 50 : 7524- 7529.
• 沖 智之・佐藤麻紀・松村まさと・住 秀和・吉元誠 2008a. スターフルーツにおけるプロアントシアニジンとシュウ酸の存在部位. 第71回九州農業研究発表会専門部会発表要旨集 : 55.
• 沖 智之 2008b. DPPHラジカル消去活性評価法. 食品機能性評価マニュアル集第II集 : 71-78.
• 沖 智之 2009. 総ポリフェノール定量法. 食品機能性評価マニュアル集第III集 : 1-7.

タイトルに関連する用語 (2件)： スターフルーツ ,  熟度