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J-GLOBAL ID:201102267179141473   整理番号:11A1270228

L-ヒスチジンを含む中性低イオン強度溶液におけるミオシンの水溶化について

著者 (3件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 116-119  発行年: 2011年06月30日 
JST資料番号: Y0500A  ISSN: 0916-7366  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ミオシン水溶化において,L-ヒスチジン(His)の役割を明らかにすることとした。ミオシンおよびL-メロミオシン(LMM)を,Hisを含む低イオン強度溶液(1mM KCl,5mM His)に対し透析した。透析内液を超遠心分離し,ネガティブ染色,低角度回転蒸着法により,透過型電子顕微鏡観察した。その結果,ミオシン重合体はHis存在下でイオン強度の低下に伴い解離し,Hisを含まない低イオン強度溶液では,ミオシンは粒状の凝集体となり,溶解度が低くなった。よって,ミオシンの水溶化にはHisの存在が必須であることが分かった。また,pHが中性域ではミオシン水溶化にHisの存在は必須であり,pH4以下の酸性またはpH9以上のアルカリ性ではHisは必須では無かった。水溶化ミオシン尾部領域の構造変化を,LMMを用い検討したところ,ミオシンと同様の条件で脱重合していることが分かった。水溶化LMMの分子形態観察およびCDスペクトルや表面疎水性を調べた。その結果,水溶化LMMは二次構造に変化はないが,分子の伸長や疎水性残基の露出など三次構造に関わる構造変化が起きている可能性が示された。
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分類 (2件):
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食品蛋白質  ,  生肉の品質と処理 
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