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J-GLOBAL ID:201102295202882358   整理番号:11A1423549

福島第一原発事故によって汚染された野菜に付着した放射性物質の除去法に関する中間報告

著者 (12件):
資料名:
号: 689  ページ: 55-58  発行年: 2011年09月01日 
JST資料番号: G0331A  ISSN: 0285-5518  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福島第一原発事故により,大量の131I,134Cs,137Csが大気中に放出され,広い範囲に拡散さし,土地,水,空気等を汚染した。その結果,農作物に暫定基準値以上の放射能が検出されて出荷制限や摂取制限の対象となった。放射性物質で汚染された農作物の簡単かつ効率的な除去方法の検討を行った。野菜類の放射能分布をイメージングプレートを用いて,画像化した結果,野菜の放射能汚染にはスポット汚染と面汚染があることがわかった。走査型電子顕微鏡の観察の結果,野菜の葉の表面の傷が原因で放射性物質が内部に入り込み,除去し難くなると考えられた。水洗浄だけの場合,個々の野菜により除去率にバラツキ(131I:12~50%,137Cs:32~70%)が見られた。物理化学的工夫(熱湯,超音波等)では,除去効果を上げることが難しいと考えられた。食品中に使用される還元剤の131Iの除染効果を調べた結果,いずれの還元剤も除染効果がると思われた。特に1%二亜硫酸ナトリウムは131Iで除去率が約78%と高い値を示した。しかし,野菜の放射能汚染は,その汚染部位の状態,例えば,傷の部分,枯れた部分に汚染した場合,除染は難しくなると思われた。野菜の出荷を考える場合,野菜の傷んだ部分を丁寧に取り除くことが大事になると考えられた。
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分類 (1件):
分類
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環境の汚染及び防止 

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