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J-GLOBAL ID:201102299350241430   整理番号:11A1309842

沖縄北部特産果実等の未利用部分,加工副産物等の高付加価値利用技術の開発 第3章 スターフルーツ規格外・過熟果実等の高付加価値利用技術の開発

著者 (4件):
資料名:
号: 482  ページ: 23-32  発行年: 2011年07月29日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(ア)スターフルーツの果実部位や熟度による成分含量の差異:スターフルーツに含まれる特徴的な成分である可溶性シュウ酸は果実部位による差異は小さく,いずれの部位にも存在することが明らかとなった。一方,プロアントシアニジンは稜部と皮部に局在することが判明した。スターフルーツの熟度による成分含量の差異を検討した結果,プロアントシアニジン含量と総ポリフェノール含量については,熟度との間に明確な関連が認められなかったが,熟度2以降,すなわち果実が黄色に着色してからの変動は小さいことが示された。また,シュウ酸は熟度に関わらず,可溶性シュウ酸が不溶性シュウ酸より多く含まれており,総シュウ酸量は未熟果実(果皮色が緑色)で最も多く,成熟するにつれて減少した。主要な糖はグルコース,フルクトース,スクロースであり,樹上での果実の成熟(果皮色は緑色から黄色・橙色に変化する)につれてグルコースとフルクトースはわずかに増大したが,スクロースは顕著に増大し,総量は増大することが明らかとなった。GABAは熟度より収穫期による変動が大きい成分であることが判明した。(イ)スターフルーツ果汁を混合した乳酸発酵飲料の製造:スターフルーツの規格外と過熟果実を有効利用するため,スターフルーツ果汁を混合しGABAを増強した乳酸発酵飲料の製造条件について検討した。その結果,スターフルーツ果汁混合割合30%,乳酸菌YC-381,発酵温度40°C,発酵時間12時間以上を乳酸発酵飲料製造条件として選定した。選定した条件に基づいて民間企業で乳酸発酵飲料の大規模試作をしたところ,GABA含量は発酵8時間後には10mg/100g以上となった。さらに,試作品について一般消費者を対象とした嗜好性調査を行ったところ,対象者の73%がやや良い・良いの評価であった。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
乳製品  ,  果実飲料,加工飲料 
引用文献 (5件):

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