特許
J-GLOBAL ID:201103039570251853

オブジェクト最適配置装置、オブジェクト最適配置方法、及びオブジェクト最適配置プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 上野 剛史 ,  太佐 種一 ,  市位 嘉宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-233474
公開番号(公開出願番号):特開2011-081610
出願日: 2009年10月07日
公開日(公表日): 2011年04月21日
要約:
【課題】NUMAコンピュータ・システム上に構築される仮想マシン環境においてオブジェクトを最適配置する技術を提供する。【解決手段】NUMAコンピュータ・システム上に構築される仮想マシン環境において、ロック実行時に要求元スレッドが動作するプロセッサに関する情報をロック対象のオブジェクトに残しておき、オブジェクト参照グラフをトラバースしながらオブジェクトの最適配置を行う際に、ロック対象のオブジェクトについては、該オブジェクトを最後にロックしたスレッドが動作するノードに割り当てられたサブ領域を最適配置位置とし、その他のオブジェクトについては、親オブジェクトの最適配置位置を承継させる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
1以上のプロセッサとローカル・メモリとを含むノードを複数有する非均一メモリ・アクセス(NUMA)コンピュータ・システム上に構築される仮想マシン環境においてオブジェクトを最適配置する最適配置装置であって、 複数のサブ領域を含むヒープであって、各サブ領域は該サブ領域をローカル・メモリの少なくとも一部とする前記ノードに割り当てられる、前記ヒープと、 各々対応するスレッドに割り当てられた複数のスタックと、 複数のスレッドの各々について、該スレッドを実行するプロセッサの情報を取得するスレッド管理部と、 前記ヒープ内のオブジェクトのロックを要求するスレッドから、ロック対象の前記オブジェクトの識別子を取得し、前記オブジェクトの識別子が識別する前記オブジェクトのヘッダ内に前記スレッドの識別子を書き込むロック管理部と、 前記ヒープ内の各オブジェクトをグラフノード、該オブジェクトから前記ヒープ内の他のオブジェクトへの参照をエッジ、および各スレッドに割り当てられた前記スタックをルート・ノードとする複数のオブジェクト参照のグラフを、前記ルート・ノードを出発点としてそれぞれ走査し、現在の走査対象が参照する移動対象のオブジェクトの前記ヘッダ内に前記スレッドの識別子がある場合、該スレッドの識別子が識別するスレッドを実行するプロセッサを含むノードを前記プロセッサの情報から求め、該ノードに割り当てられた前記ヒープ内の前記サブ領域に前記移動対象のオブジェクトを移動させ、および現在の走査対象が参照する移動対象のオブジェクトの前記ヘッダ内に前記スレッドの識別子がない場合、現在の走査対象であるオブジェクトの移動先のローカル・メモリを含むノードに割り当てられたいずれかのサブ領域に前記移動対象のオブジェクトを移動させるメモリ管理部と、 を含む最適配置装置。
IPC (2件):
G06F 9/50 ,  G06F 9/44
FI (3件):
G06F9/46 465C ,  G06F9/44 520U ,  G06F9/44 530A
引用特許:
出願人引用 (4件)
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