特許
J-GLOBAL ID:201103067470431009

算術符号化装置および算術復号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鷲田 公一
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-374760
公開番号(公開出願番号):特開2001-189661
特許番号:特許第3406550号
出願日: 1999年12月28日
公開日(公表日): 2001年07月10日
請求項(抜粋):
【請求項1】 既に符号化済みのシンボル系列の状態(コンテクスト)に基づき、優勢シンボル予測値および確率推定値を求め、前記優勢シンボル予測値および確率推定値を用いて符号化シンボルを算術符号化する、パイプライン方式の算術符号化装置であって、コンテクスト生成部、異なるアドレスに対するリードとライトを同時に行うことができるコンテクストメモリ、確率推定メモリ、および算術符号演算器と、前記コンテクストの生成、前記コンテクストメモリからの読み出し、前記確率推定メモリからの読み出し、ならびに前記算術符号化演算の各処理を同じサイクルで実行させてパイプライン制御を行うと共に、前記算術符号演算器による符号化の結果として正規化処理が必要となり、かつ、次の符号化シンボルに関するコンテクストが直前のコンテクストと同じであることを検出すると、前記パイプラインの乱れを防止するための対策処理を行う制御部と、を有し、前記確率推定メモリを、一つのアドレスに複数の確率推定値を記憶させることが可能な構成とし、前記確率推定メモリの一つのアドレス毎に、現在の確率推定値(Qe)と、所定の状況が生じて正規化処理が発生し、前記コンテクストメモリの内容を更新し、その直後のサイクルにおいて、符号化シンボルに関するコンテクストが直前のコンテクストと同じであったために前記更新した内容が前記コンテクストメモリからリードされたならば、その結果として前記確率推定メモリから出力されるであろう、前記所定の状況のそれぞれに対応した、未来の確率推定値(next Qe)と、所定の状況が生じて正規化処理が発生した直後のサイクルにおいて前記コンテクストメモリの内容を更新するための、前記状況の各々に対応した、更新用データと、を記憶させておき、これによって、一つのアドレスにアクセスされたときに、前記現在の確率推定値(Qe)、前記状況の各々に対応した前記更新用の確率推定値(next Qe)ならびに前記更新用データの各々が、前記確率推定メモリから並列に出力されるようにし、また、前記並列に出力される、現在の確率推定値(Qe)および前記状況の各々に対応した前記未来の確率推定値(next Qe)のいずれかを選択して前記算術符号演算器に供給できるようにするための確率推定値選択用のセレクタを設け、前記制御部は、正規化処理が発生しないとき、および正規化処理は発生したが、次の符号化シンボルに関するコンテクストが直前のコンテクストと異なっているときには、前記セレクタを制御して現在の確率推定値(Qe)を選択し、また、前記算術符号演算器による符号化の結果として正規化処理が必要となり、かつ、次の符号化シンボルに関するコンテクストが直前のコンテクストと同じであることを検出すると、前記パイプラインの乱れを防止するための対策処理として、前記セレクタを制御して、正規化処理の発生状況に対応した、前記未来の確率推定値(next Qe)を選択して前記算術符号演算器に供給し、これによって、正規化処理発生直後のサイクルにおいて、前記未来の確率推定値(next Qe)を利用した次の符号シンボルの符号化処理と、前記コンテクストメモリの内容の更新処理とを並行して行わせて、パイプラインの乱れを防止することを特徴とする算術符号化装置。
IPC (3件):
H03M 7/40 ,  H04N 1/413 ,  H04N 7/24
FI (3件):
H03M 7/40 ,  H04N 1/413 Z ,  H04N 7/13 Z
引用特許:
出願人引用 (6件)
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