特許
J-GLOBAL ID:201103074740019535

ラックアンドピニオン式ステアリング装置の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 吉村 徳人 ,  内藤 嘉昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-011294
公開番号(公開出願番号):特開2011-148403
出願日: 2010年01月21日
公開日(公表日): 2011年08月04日
要約:
【課題】使用時に衝撃や応力が入力されてもラックに損傷が生じにくいラックアンドピニオン式ステアリング装置を製造する方法を提供する。【解決手段】ラックアンドピニオン式ステアリング装置のラック21は、鋼からなる素材に軟化焼鈍しを施した後に冷間鍛造により成形し、さらに調質処理,高周波焼入れ,及び焼戻しを施すことにより製造されている。軟化焼鈍しにより、冷間鍛造前の素材は、球状セメンタイト,針状セメンタイト,及びフェライトを含有する組織を有するようになる。また、誘導加熱での調質処理により、調質組織を有し且つ硬さがHV200以上300以下である調質部が、非焼入れ部の外層部分に形成される。この調質部の深さ方向の長さは2mm以上10mm以下である。【選択図】図1
請求項(抜粋):
運転者の操舵により回転するステアリング軸と、前記ステアリング軸に連結され前記ステアリング軸の回転に伴って回転するピニオンと、前記ピニオンに噛み合うとともに車輪に連結されるラックと、を備えるラックアンドピニオン式ステアリング装置を製造するに際して、以下の5つの条件を満たすようにして前記ラックを製造することを特徴とするラックアンドピニオン式ステアリング装置の製造方法。 条件A)軟化焼鈍しが施された鋼製の素材を、冷間鍛造で所定の形状に成形した後に、誘導加熱によって調質処理を施し、さらに高周波焼入れを施して前記ラックを製造する。 条件B)前記軟化焼鈍しにより、前記冷間鍛造前の前記素材が球状セメンタイト,針状セメンタイト,及びフェライトを含有する組織を有するようにする。 条件C)前記高周波焼入れにより、焼入れが施され硬化された表層部が表面に形成されるとともに、焼入れが施されていない非焼入れ部が芯部に形成される。 条件D)前記調質処理により、調質組織を有し且つ硬さがHV200以上300以下である調質部が、前記非焼入れ部の外層部分に形成される。 条件E)前記調質部の深さ方向の長さは2mm以上10mm以下である。
IPC (4件):
B62D 3/12 ,  B21K 1/76 ,  C21D 9/32 ,  C22C 38/00
FI (4件):
B62D3/12 503Z ,  B21K1/76 A ,  C21D9/32 A ,  C22C38/00 301Z
Fターム (21件):
4E087CB03 ,  4E087DB14 ,  4E087DB22 ,  4E087DB24 ,  4E087HA06 ,  4E087HA82 ,  4K042AA18 ,  4K042AA19 ,  4K042BA01 ,  4K042BA02 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DA03 ,  4K042DA06 ,  4K042DB01 ,  4K042DC02 ,  4K042DC03 ,  4K042DD02 ,  4K042DE05 ,  4K042EA01 ,  4K042EA03
引用特許:
審査官引用 (6件)
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