特許
J-GLOBAL ID:201103095367380882

エンジンマウントおよびそれを用いた自動車用パワーユニット支持機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笠井 美孝
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-063825
公開番号(公開出願番号):特開2002-266917
特許番号:特許第3767396号
出願日: 2001年03月07日
公開日(公表日): 2002年09月18日
請求項(抜粋):
【請求項1】自動車のパワーユニットの後部の下方への変位を許容しつつ、該パワーユニットをボデーに対して防振支持せしめるようにしたパワーユニット支持機構において、 インナ軸部材の外周側に離隔してアウタ筒部材が配設されていると共に、それらインナ軸部材とアウタ筒部材が本体ゴム弾性体によって弾性連結されており、該インナ軸部材と該アウタ筒部材の何れか一方が自動車のボデー側に取り付けられると共に、他方が自動車のパワーユニット側に取り付けられることにより、該パワーユニットを該ボデーに対して防振支持せしめるエンジンマウントであって、略鉛直上方に向かって開口する溝形の底金具と該底金具の開口部を覆蓋する蓋金具によって前記アウタ筒部材を構成すると共に、前記本体ゴム弾性体を略逆V字形のブロック形状としてその頂部に前記インナ軸部材を貫通状態で加硫接着せしめる一方その逆V字形の両側下端部を該底金具に加硫接着し、且つ該底金具において該本体ゴム弾性体が加硫接着された両側隅壁部をそれぞれ該インナ軸部材に対峙するように傾斜させて該本体ゴム弾性体を介して該インナ軸部材から及ぼされる力を略直交する面で受けるようにすると共に、該底金具の開口部には略水平方向に延び出す固定板部を形成して該固定板部を該蓋金具と略鉛直方向に重ね合わせてかかる重ね合わせ部分をボルトやリベットで締付固定することにより、該アウタ筒部材の周上において、軸直角方向への大荷重の作用によって分断される分断予定部を形成し、自動車の衝突等に伴う大荷重の作用に際して該分断予定部が分断されて該アウタ筒部材が外周側に向かって開くことにより、前記インナ軸部材の該アウタ筒部材に対する大きな相対変位が許容されるようにしたエンジンマウントを採用して、 前記インナ軸部材および前記アウタ筒部材の中心軸が自動車の左右方向に延びる状態で装着することにより、前記パワーユニットの後部を前記ボデーに対して防振支持せしめる後部用エンジンマウントを構成することにより、 該自動車の衝突等に際して該後部用エンジンマウントに該大荷重が作用せしめられた際に、該後部用エンジンマウントの該アウタ筒部材における該分断予定部が分断して開くことにより、該インナ軸部材の該アウタ筒部材に対する相対変位に基づいて、該パワーユニットの後部が該ボデーの斜め下方に案内されるようにしたことを特徴とする自動車におけるパワーユニット支持機構。
IPC (3件):
F16F 1/38 ( 200 6.01) ,  B60K 5/12 ( 200 6.01) ,  F16F 15/08 ( 200 6.01)
FI (3件):
F16F 1/38 P ,  B60K 5/12 F ,  F16F 15/08 W
引用特許:
審査官引用 (5件)
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