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J-GLOBAL ID：201202209716094190   整理番号：12A0534299

アンホテリシンは単純エルゴステロール結合により主に酵母を致死させる

Amphotericin primarily kills yeast by simply binding ergosterol

著者 (7件)： GRAY Kaitlyn C. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL) ,  PALACIOS Daniel S. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL) ,  DAILEY Ian (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL) ,  ENDO Matthew M. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL) ,  UNO Brice E. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL) ,  WILCOCK Brandon C. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL) ,  BURKE Martin D. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 7  ページ： 2234-2239  発行年： 2012年02月14日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,アンフォテリシンB(AmB)は酵母の主要ステロール,膜エルゴステロールに直接結合することを報告した。今回,膜透過に関わるチャンネル形成はこの殺真菌活性に必要ではないことを示した。構造部位C19でミコサミン付加物を保持し,C35でヒドロキシル基に欠け,C41でアニオンカルボキシレート基を保持したAmB誘導体C35deOAmBを合成した。ミコサミン付加物に欠けるAmdeBはエルゴステロール結合能に欠けた。C35deOAmBは,エルゴステロール結合能を保持したが,膜の透過処理能に欠けた。AmBは最小阻害濃度(MIC)値0.5μMのS.cerevisiae殺細胞活性を示したが,AmdeBは不活性であった。C35deOAmBは抗真菌活性(MIC=3μM)を示した。AmBは単にエルゴステロールに結合することにより殺酵母作用を示し,チャンネル形成を介する膜透過処理は殺酵母作用とその速度を促進する二次的補助機構であると結論した。

シソーラス用語： *アンホテリシン ,  *ステロール ,  酵母 ,  *抗真菌作用 ,  イオンチャンネル ,  カルボン酸塩 ,  アニオン ,  膜透過 ,  最小発育阻止濃度 ,  Saccharomyces cerevisiae ,  鵞口瘡カンジダ ,  ポリエン ,  脂環式アルコール ,  第二アルコール ,  ヒドロキシ基
準シソーラス用語： ヒドロキシル基 ,  MIC【濃度】

分類 (2件)： 微生物の生化学  (EG03020N) ,  抗かび薬の基礎研究  (GW17060K)

物質索引 (2件)： エルゴステロール ,  アンホテリシンB

タイトルに関連する用語 (3件)： アンホテリシン ,  エルゴステロール ,  酵母