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J-GLOBAL ID:201202212193752122   整理番号:12A1359026

コマツナの乾燥への遠赤外線の利用

Application of Far-Infrared for Drying of Komatsuna
著者 (10件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 465-472  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: F0895A  ISSN: 1341-027X  CODEN: NSKKEF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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コマツナを試料として,遠赤外線乾燥および熱風乾燥の試料品質変化および乾燥過程における消費電力量について調査したところ,以下の知見を得た。(1)乾燥終了時の試料表面温度を同じにすれば,遠赤外線乾燥および熱風乾燥の乾燥速度は同程度になり,含水率変化はいずれの乾燥法においても減率乾燥第一段で表されることが示された。(2)遠赤外線乾燥は乾燥後のL-アスコルビン酸残存率が熱風乾燥のそれと比べて有意(p<0.05)に大であり,遠赤外線乾燥法はL-アスコルビン酸分解を抑制する可能性があることが示された。(3)色相角の黄色方向への変化は,β-カロテンおよびルテインの濃縮による可能性が示唆された。(4)遠赤外線乾燥は単位水分の蒸発に必要な消費電力量が熱風乾燥のそれと比較して有意(p<0.01)に少なく,遠赤外線乾燥法を用いることで,熱風乾燥法よりも17%程度小さい電力量で乾燥青果物を製造できる可能性が示された。今後,コマツナの遠赤外線乾燥における最適乾燥条件を検討する場合には,乾燥温湿度・風速,酵素活性などが乾燥速度や品質変化に及ぼす影響を加味した検討が必要になると考えられる。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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食品の乾燥  ,  野菜とその加工品  ,  野菜 
引用文献 (27件):
  • 1) 吉川直樹,天野耕二,島田幸司,日本の青果物消費に伴う環境負荷とその削減ポテンシャルに関する評価,環境システム研究論文集,35,499-509 (2007).
  • 2) 石川秀次,「五訂食品成分表」,初版,第一出版編集部編,(第一出版株式会社,東京),pp. 109-147 (2001).
  • 3) 財団法人農林統計協会,「第85次農林水産省統計表(平成21年~平成22年)」,農林水産省大臣官房統計部編,(財団法人農林統計協会,東京),pp. 111-169,491-593 (2011).
  • 4) 林 弘通,講座 食品の乾燥(第一回)-その歴史と製造技術-,調理科学,24,333-338 (1991).
  • 5) Muramatsu, Y., Tagawa, A. and Sakaguchi, E., Thin Layer Drying Model for Cooked Soybeans, 2009 ASABE Annual International Meeting, Paper Number : 095770, 1-8, Nevada (2009).
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