文献
J-GLOBAL ID:201202233642519451   整理番号:12A0188323

長門ユズキチ果実における貯蔵中のクロロフィル分解に及ぼすペルオキシダーゼにより生成されたナリンギンラジカルの影響

Effect of Naringin Radical Formed by Peroxidase on Chlorophyll Degradation during Storage of Citrus nagato-yuzukichi Fruit
著者 (8件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 117-122 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 1882-3351  CODEN: EGKZA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
貯蔵中の緑色香酸カンキツ,長門ユズキチ(Citrus nagato-yuzukichi hort. ex Y.Tanaka)におけるクロロフィル(Chl)分解でのナリンギンラジカルの関与を明らかにするため,ペルオキシダーゼによるフラボノイドからのフリーラジカル生成を電子スピン共鳴装置で測定し,さらに,貯蔵中のフラボノイド含量とペルオキシダーゼ活性の変化を検討した.ペルオキシダーゼ(フラベド抽出物)-過酸化水素系は,長門ユズキチ果皮に含まれるナリンギンの存在下でChl aを分解したが,ヘスペリジン存在下では分解がみられなかった.しかしながら,ペルオキシダーゼは長門ユズキチフラベドに含まれる主要フラボノイドであるナリンギン,ヘスペリジン両方に作用し,ラジカルを生成することが分かった.ラジカル生成試薬であるフェリシアン化カリウムにより生成されたナリンギンラジカルによるChl aの分解をみたところ,ペルオキシダーゼによる分解と同様に132-ヒドロキシクロロフィル(OHChl)aの生成を経て分解がみられたが,ヘスペリジンラジカルではOHChl aの生成が認められなかった.さらに,スパーオキシドディスムターゼの添加は,フェリシアン化カリウムより生成されたナリンギンラジカルによるChl a分解を阻害しなかった.長門ユズキチ果実のペルオキシダーゼ活性は20°C貯蔵に伴い急増し,Chl含量の減少と一致して貯蔵 6 日で活性のピークがみられ,その後減少した.ナリンギン並びにヘスペリジン含量,特に前者は20°C貯蔵に伴い低下がみられ,その後わずかに増加した.以上の結果から,ペルオキシダーゼによるナリンギンラジカルの生成は,長門ユズキチ果実の貯蔵中におけるChl分解に関与しているものと推察された.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果実とその加工品  ,  食品の化学・栄養価 
引用文献 (31件):
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る