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J-GLOBAL ID：201202237420878238   整理番号：12A1200465

蛍光指紋計測によるマンゴーの産地判別

Discrimination of the Geographic Origin of Mangoes Using Fluorescence Fingerprint

著者 (10件)： 中村結花子 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  藤田かおり (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  杉山純一 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  蔦瑞樹 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  柴田真理朗 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  吉村正俊 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  粉川美踏 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  鍋谷浩志 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  鍋谷浩志 (農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研) ,  荒木徹也 (東大 大学院農学生命科学研究科)
資料名： 日本食品科学工学会誌  (Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology)
巻： 59  号： 8  ページ： 387-393  発行年： 2012年08月15日 
JST資料番号： F0895A  ISSN： 1341-027X  CODEN： NSKKEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 蛍光指紋による非破壊・非接触の産地判別技術を開発するため,台湾産・宮崎産・沖縄産マンゴーの果皮および果肉の蛍光指紋を計測した。正準判別分析を行い,蛍光指紋から産地を推定する判別基準を得た。(1)バリデーションの誤判別率は,2010年度データのみを解析した場合は3.2~19.2%,2010年度および2011年度データを合わせて解析した場合は7.7~13.6%であった。(2)励起波長260~290nm,蛍光波長340~360nmの範囲にある波長条件が共通していることから,マンゴーの産地判別にはこの波長帯の蛍光情報が大きく寄与していると示唆された。(3)果皮を測定する場合において果肉の場合よりも低い誤判別率が得られたことから,果皮の方が果肉よりも判別に適していることが分かった。以上より,蛍光指紋が実用的な産地判別技術として有効である可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *マンゴー ,  *鑑別 ,  果皮 ,  果肉 ,  *蛍光測定 ,  非破壊検査 ,  非接触測定 ,  判別分析 ,  犯罪 ,  *指紋認識
準シソーラス用語： 産地偽装 ,  *産地判別

分類 (3件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  果樹  (FC03042G) ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  (BH06062I)

引用文献 (15件)：

• 安井明美. 食品の産地判別技術の展望. 食品衛生学雑誌. 2009, 50, 191-197
• 崎原卓. ICP-MSによるマンゴーの産地判別について. 関税中央分析所報. 2010, 50, 113-118
• YIN, C. Preliminary investigation on variety, brewery and vintage of wines using three-dimensional fluorescence spectroscopy. Food Sci. Technol. Res. 2009, 15, 27-38
• JIJI, R. D. Excitation-emission matrix fluorescence based determination of carbamate pesticides and polycyclic aromatic hydrocarbons. Analytica Chemica Acta. 1999, 397, 61-72
• 藤田かおり. 励起蛍光マトリクス計測に基づくデオキシニバレノール検知法の開発. 食品総合研究所研究報告. 2008, 72, 23-30

タイトルに関連する用語 (5件)： 蛍光 ,  指紋 ,  計測 ,  マンゴー ,  産地判別