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J-GLOBAL ID：201202240052750197   整理番号：12A1236170

すざく衛星による衝突銀河団Abell3376の衝撃境界のX線景色

X-Ray View of the Shock Front in the Merging Cluster Abell 3376 with Sukaku

著者 (6件)： AKAMATSU Hiroki (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo) ,  TAKIZAWA Motokazu (Yamagata Univ., Yamagata) ,  NAKAZAWA Kazuhiro (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  FUKAZAWA Yasushi (Hiroshima Univ., Hiroshima) ,  ISHISAKI Yoshitaka (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo) ,  OHASHI Takaya (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 64  号： 4  ページ： 67.1-67.12  発行年： 2012年08月25日 
JST資料番号： G0279A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 衝突銀河団A3376の西側電波レリックに随伴した衝撃波特性のすざく衛星による測定を報告した。温度分布は,0.5r₂₀₀内部でkT~4keVを持ち電波レリック内部で約1keV上昇する概平坦動径形状の特徴を持つ。レリック領域(0.6~0.8r₂₀₀)を横切って温度は約4.7keVから1.3keVに急激に落ちる。これは,実際に電波レリックが恐らく過去の主衝突が原因の衝撃境界に対応するという明確な証拠である。観測した温度と電子密度の急激な変化はM~3のMach数を示す。動径エントロピー分布は0.5r₂₀₀内部の数値シミュレーションの予想(r^1.1)より更に平坦であり,レリック領域周辺でより急勾配になる。観測したこれらの性質と時間スケール推定は,電波レリック周辺のICMが衝突衝撃波を経験した力学的及び熱的緩和過程の中間期にあることを矛盾なく暗示する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 天文衛星 ,  *銀河団 ,  *宇宙X線源 ,  データ解析 ,  *衝撃波 ,  Mach数 ,  境界層 ,  温度分布 ,  電子密度 ,  エントロピー ,  星間ガス
準シソーラス用語： すざく観測衛星 ,  衝突銀河団 ,  電波レリック ,  銀河団ガス

分類 (2件)： 星雲  (DB06000W) ,  宇宙線起源  (DB02020Q)

引用文献 (51件)：

• Ajello, M., et al.2009, ApJ, 690, 367
• Akahori, T.,& Yoshikawa, K.2008, PASJ, 60, L19
• Akahori, T.,& Yoshikawa, K.2012, PASJ, 64, 12
• Akamatsu, H., de Plaa, J., Kaastra, J., Ishisaki, Y., Ohashi, T., Kawaharada, M.,& Nakazawa, K.2012, PASJ, 64, 49
• Akamatsu, H., Hoshino, A., Ishisaki, Y., Ohashi, T., Sato, K., Takei, Y.,& Ota, N.2011, PASJ, 63, S1019

タイトルに関連する用語 (7件)： すざく ,  衛星 ,  衝突銀河団 ,  衝撃 ,  境界 ,  X線 ,  景色