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J-GLOBAL ID:201202266166886268   整理番号:12A1050701

MICROCを用いた事後予報実験での1990年代後半の太平洋の気候の段階的な変化の予報可能性

Predictability of a Stepwise Shift in Pacific Climate during the Late 1990s in Hindcast Experiments Using MIROC
著者 (17件):
資料名:
巻: 90A  ページ: 1-21 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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10年のタイムスケールでの海面水温(SST)の予測可能性を大気-海洋結合モデルMIROCの低,中,高解像度を用いた事後予測によって調査した。これらの事後予報において,初期条件は海洋の水温と塩分の観測地を用いたアノマリ同化プロシージャから得,自然と人為の強制力はIPCCが集約したシナリオを基に規定した。我々の事後予測は西部亜熱帯太平洋とインド洋,そして熱帯から北部大西洋までのSSTの予測可能性を示した。以前の研究ではインド洋と大西洋のSSTの予測可能性が調査されたが,西部亜熱帯太平洋のSSTの予報可能性については今まで評価されていなかった。西部太平洋では,両半球の亜熱帯で観測されたSSTアノマリは1990年代初めから2000年代初めまで急激に増加している。一方で西部亜熱帯太平洋におけるSSTの温暖化は地球温暖化のシグナルとして,部分的に説明されているが,1995年か1996年に初期化された我々のモデルは降水量の変化に関連したSSTの上昇のパターンをシミュレートする傾向にある。1990年代後半あたりの大規模な気候変動は近年の研究で報告されている,台湾での台風の増加や東アジアモンスーンの弱体化のような現象に関連しているかもしれない。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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気候学,気候変動  ,  海水の物理的性質 
引用文献 (52件):
  • 1) Adler, R. F., G. Huffman, A. Chang, R. Ferraro, P. Xie, J. Janowiak, B. Rudolf, U. Schneider, S. Curtis, D. Bolvin, A. Gruber, J. Susskind, and P. Arkin, 2003: The version 2 global precipitation climatology project (GPCP) monthly precipitation analysis (1979-present). J. Hydrometeor., 4, 1147-1167.
  • 2) Berrisford, P., D. Dee, K. Fielding, M. Fuentes, P. Kallberg, S. Kobayashi, and S. Uppala, 2009: The ERA-Interim Archive. ERA report series, 1, 1-16.
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