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J-GLOBAL ID：201202276425478322   整理番号：12A0663421

トウモロコシデンプン粒におけるアミラーゼ結合タンパク質の存在と性状について

Confirmation of the Presence of Amylase-binding Protein on Maize Starch Granules and Characterization of the Enzyme

著者 (4件)： 野口智弘 (東京農大 応用生物科学 食品加工技セ) ,  金子昌史 (東京農大 応用生物科学) ,  岡大貴 (東京農大 応用生物科学 食品加工技セ) ,  高野克己 (東京農大 応用生物科学)
資料名： 日本食品保蔵科学会誌  (Food Preservation Science)
巻： 38  号： 2  ページ： 67-71  発行年： 2012年03月30日 
JST資料番号： Z0775A  ISSN： 1344-1213  CODEN： NSHKCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トウモロコシデンプン粒表層にタンパク質(Starch Surface Protein;SSP)が膜状に存在し,デンプン結合ドメイン(Starch Binding Domain;SBD)をもたないα-アミラーゼがSSPに結合することによって同酵素による生デンプンの分解が進行することを見い出した。トウモロコシデンプン粒のSSPはSDS溶液で溶解し,同処理によって生デンプン粒のα-アミラーゼによる分解率は低下した。SDS処理デンプンにSSPを添加すると分解率が回復した。SSPは,α-アミラーゼとの結合能力を有し,トウモロコシ貯蔵タンパク質で膜形成性を有するゼインであることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *コーンスターチ ,  *澱粉粒 ,  *α-アミラーゼ ,  トウモロコシ ,  薄膜成長 ,  ゼイン ,  *植物タンパク質 ,  酵素的分解 ,  *結合部位 ,  表層構造
準シソーラス用語： *種子貯蔵蛋白質

分類 (2件)： 澱粉  (FJ05030W) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

引用文献 (12件)：

• 不破英次. 澱粉科学の事典. 2003
• 深井洋一. 酵素処理による各種澱粉粒の特性改変(第2報)酵素処理による3種起源の澱粉粒の特性改変. 日農化誌. 1994, 68, 793-800
• 杉本温美. 走査電子顕微鏡による澱粉粒の観察. 日家政誌. 1988, 39, 253-255
• 炭谷順一. デンプンの結晶構造を破壊する Starch-Binding Domain. 生物工学会誌. 1999, 77, 519
• JANECEK, S. Relation between domain evolution, specificity, and taxonomy of the α-amylase family members containing a C-terminal starch-binding domain. European Journal of Biochemistry. 2003, 270, 635-645

タイトルに関連する用語 (3件)： トウモロコシデンプン ,  アミラーゼ ,  性状