特許
J-GLOBAL ID:201203031039630200
原子炉の崩壊熱除去装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡邉 丈夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-100990
公開番号(公開出願番号):特開2012-233737
出願日: 2011年04月28日
公開日(公表日): 2012年11月29日
要約:
【課題】動力機器やこれを作動させるための電源を必要としないで原子炉がスクラムされた後に発生する崩壊熱を効果的に、かつ、十分に除去することができるパッシブな原子炉の崩壊熱除去装置を提供する。【解決手段】原子炉圧力容器4内における冷却水の水面よりも上方に設けられて予め定められた量の冷却水を貯留する重力式冷却水注入水槽27と、その水槽27を原子炉圧力容器4に連通する給水配管28と、その給水配管28の途中に設けられ、制御棒6によって連鎖的な核分裂反応が制御されることにより核燃料2が崩壊熱を発生する場合であって、かつ炉心冷却装置の運転が停止することにより冷却水の温度が予め定められた温度以上になった場合に開操作される給水用開閉弁29と、水槽27内の空間部分の圧力を原子炉圧力容器4の内部圧力に等しくする均圧管30とを備えている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
連鎖的に核分裂反応する核燃料とその核燃料を浸漬するとともに前記連鎖的な核分裂反応に伴う熱によって加熱されて蒸気化される冷却水と前記連鎖的な核分裂反応を制御する制御棒とを有する原子炉圧力容器と、前記冷却水を冷却することにより前記核燃料を冷却する炉心冷却装置とを備えた原子炉の崩壊熱除去装置において、
前記原子炉圧力容器の内部における前記冷却水の水面よりも上方に設けられるとともに、その内部に予め定められた量の他の冷却水を貯留する重力式冷却水注入水槽と、
その重力式冷却水注入水槽を前記原子炉圧力容器に連通する給水配管と、
その給水配管の途中に設けられ、前記制御棒によって連鎖的な核分裂反応が制御されることにより前記核燃料がその崩壊に伴う崩壊熱を発生する場合であって、かつ前記炉心冷却装置の運転が停止することにより前記冷却水の温度が予め定められた温度以上になった場合に開操作される給水用開閉弁と、
前記重力式冷却水注入水槽内の空間部分の圧力を前記原子炉圧力容器の内部圧力に等しくする均圧管とを備えている
ことを特徴とする原子炉の崩壊熱除去装置。
IPC (2件):
FI (6件):
G21C15/18 L
, F28D15/02 101L
, G21C15/18 A
, G21C15/18 M
, G21C15/18 T
, G21C15/18 R
引用特許: