特許
J-GLOBAL ID:201203033498646731

液相レーザー法を利用したリン酸カルシウム成膜方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-170273
公開番号(公開出願番号):特開2012-030993
出願日: 2010年07月29日
公開日(公表日): 2012年02月16日
要約:
【課題】 従来の液相レーザー法を利用して基材上に部位特異的にアパタイト皮膜を形成する方法は、基材上に予めアパタイト前駆体を点在した状態で析出させた後、該基材をリン酸カルシウム過飽和溶液中に浸漬することにより、基材表面に均一なアパタイト皮膜を形成させる、二段階の工程を要し、各工程の所要時間も長いという欠点がある。 本発明は、上記方法の欠点を解消し、迅速かつ簡便に、基材上に部位特異的にアパタイトなどのリン酸カルシウム皮膜を形成する方法を提供することを課題とする。【解決手段】 リン酸カルシウム過飽和溶液中に浸漬された基材上に、レーザー光を照射することにより、一段階の工程で、短時間内に基材上に部位特異的にリン酸カルシウムの皮膜を形成する。 本発明の成膜方法は、簡便かつ迅速にリン酸カルシウムの成膜が可能であるため、医師自らが術中に当該成膜を実施することができ、従来の外科や歯科医療における治療向上も期待される。例えば、腱の移植術において、腱の骨内固定部位にリン酸カルシウムを成膜すると、術後早期から高い骨固着性が得られることが知られているが、本発明の成膜方法を用いれば、より簡便かつ短時間で成膜でき、しかもレーザー光のピンポイント照射が可能であるため、非成膜部へのマスキングを必要としないので、術中に直接必要な部位に成膜を行うことができる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
リン酸カルシウム過飽和溶液中に設置された基材表面にレーザー光を照射するという1段階の工程で、該基材表面にリン酸カルシウムの皮膜を形成させることを特徴とする、リン酸カルシウムの成膜方法。
IPC (2件):
C01B 25/32 ,  C23C 26/00
FI (3件):
C01B25/32 B ,  C23C26/00 C ,  C23C26/00 E
Fターム (11件):
4K044AA01 ,  4K044AA11 ,  4K044AA16 ,  4K044BA17 ,  4K044BB10 ,  4K044BB11 ,  4K044BC02 ,  4K044CA04 ,  4K044CA41 ,  4K044CA44 ,  4K044CA53
引用特許:
審査官引用 (5件)
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引用文献:
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