特許
J-GLOBAL ID:201203087885151611

樹脂溶着方法及び樹脂溶着装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 長谷川 芳樹 ,  黒木 義樹 ,  石田 悟 ,  柴山 健一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-164196
公開番号(公開出願番号):特開2012-024986
出願日: 2010年07月21日
公開日(公表日): 2012年02月09日
要約:
【課題】 環状の溶着予定領域において入熱過多による損傷が発生するのを防止しつつ樹脂部材同士を確実に溶着することができる樹脂溶着方法及び樹脂溶着装置を提供する。【解決手段】 溶着予定領域Rにおいて樹脂部材3,4を互いに接触させた状態で、環状の溶着予定領域Rの一部分である領域Raに対しレーザ光Lの照射領域を再び通過させるときに、樹脂部材3,4の表面温度Tsを樹脂部材3,4の溶融温度未満の温度に維持する。そのため、非溶融状態の表面部分Sによって溶融状態の内側部分Mが閉じ込められる。これにより、溶融した樹脂の発泡が防止されるので、当該領域Raにおいて、溶着後にレーザ光Lの入射面が滑らかに維持される。しかも、溶融状態の内側部分Mの圧力が高まるので、当該領域Raにおいて、溶融した樹脂の混ざり合いが促進され、樹脂部材3と樹脂部材4とが強固に溶着される。【選択図】 図9
請求項(抜粋):
第1の樹脂部材と第2の樹脂部材とを環状の溶着予定領域に沿って溶着して樹脂溶着体を製造する樹脂溶着方法であって、 前記第1の樹脂部材と前記第2の樹脂部材とを前記溶着予定領域において接触させる第1の工程と、 前記第1の工程の後、レーザ光を前記溶着予定領域に沿って照射することにより、前記第1の樹脂部材と前記第2の樹脂部材とを前記溶着予定領域に沿って溶着する第2の工程と、を備え、 前記第2の工程では、前記溶着予定領域の一部分である所定の領域から出発して当該所定の領域に帰着するように、前記レーザ光の照射領域を前記溶着予定領域に沿って相対的に移動させ、 前記第2の工程で前記照射領域を前記所定の領域に再び通過させるときには、前記所定の領域において前記レーザ光の入射面となる前記第1の樹脂部材及び前記第2の樹脂部材の少なくとも一方の表面の温度をTsとし、前記所定の領域において1回の前記レーザ光の照射によって上昇する前記温度Tsの上昇分をΔTsとした場合に、前記所定の領域に帰着する直前における前記温度Tsと前記上昇分ΔTsとの和を、前記第1の樹脂部材の溶融温度及び前記第2の樹脂部材の溶融温度のうち低い方の溶融温度未満の温度に維持することを特徴とする樹脂溶着方法。
IPC (4件):
B29C 65/16 ,  B23K 26/32 ,  B23K 26/00 ,  B23K 26/14
FI (4件):
B29C65/16 ,  B23K26/32 ,  B23K26/00 N ,  B23K26/14 Z
Fターム (16件):
4E068BA00 ,  4E068CA02 ,  4E068CB06 ,  4E068CH08 ,  4E068DB10 ,  4F211AD05 ,  4F211AG07 ,  4F211AM11 ,  4F211AP05 ,  4F211AP06 ,  4F211AR06 ,  4F211AR07 ,  4F211TA01 ,  4F211TC16 ,  4F211TN27 ,  4F211TQ09
引用特許:
審査官引用 (8件)
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