特許
J-GLOBAL ID:201203096005406607

特定部位のアミノ酸を置換した緑色蛍光蛋白質又はそのホモログを用いたカルシウムセンサー蛋白質

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 奥原 康司 ,  内田 直人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-232788
公開番号(公開出願番号):特開2012-085542
出願日: 2010年10月15日
公開日(公表日): 2012年05月10日
要約:
【課題】 本発明は、生体内(細胞外および細胞内)のカルシウム変動を探知し、カルシウム濃度を測定するのに用いられる、従来のものよりも高感度なカルシウムセンサーの提供を目的とする。【解決手段】 蛍光特性に影響を及ぼすホットスポットアミノ酸残基の近傍でGFP又はそのホモログのアミノ酸配列を切断して該蛋白質の構造を改変した改変GFP又はそのホモログと、蛍光特性を変化させるように機能する機能性分子を連結し、該連結した蛋白質の特定部位にアミノ酸置換を導入した、感度に優れたカルシウムセンサー蛋白質。【選択図】なし
請求項(抜粋):
下記(a)〜(i)のアミノ酸配列を、N末端から順に有することを特徴とするカルシウムセンサー蛋白質: (a)配列番号1で示されるアミノ酸配列; (b)3つのアミノ酸からなる配列 Met-Xaa1-Xaa2(ここでXaa1及びXaa2はそれぞれ独立して任意のアミノ酸である)(リンカーX)(配列番号2); (c)ミオシン軽鎖キナーゼ蛋白質、又はカルモジュリン結合部位を含むその部分アミノ酸配列; (d)前述の(c)の配列と後述の(e)の配列とを連結する、Thr-Ser、Gly-Ser、Leu-Glu、Thr-Tyr、Thr-Asp、Thr-Cys、Thr-Phe、Thr-Met、Thr-Thr、Thr-Glu、Thr-His及びThr-Leuからなる群より選択される何れか一のアミノ酸配列(リンカーY); (e)配列番号3で示される配列のX番目〜239番目までのアミノ酸配列であって、154番目及び/又は204番目及び/又は206番目のアミノ酸を他のアミノ酸に置換したもの(ここで、Xは149〜151任意の位置である); (f)前述の(e)の配列と後述の(g)の配列を連結する、6つのアミノ酸配列からなる配列Gly-Gly-Xaa5-Gly-Gly-Xaa6(ここでXaa5及びXaa6はそれぞれ独立して任意のアミノ酸である)(配列番号4); (g)配列番号3で示される配列の1番目〜Y番目までのアミノ酸配列であって、106番目及び/又は125番目のアミノ酸を他のアミノ酸に置換したアミノ酸配列(ここで、Yは141〜148の任意の位置である); (h)前述の(g)の配列と後述の(i)の配列とを連結するアミノ酸配列Thr-Arg、Phe-Arg、Trp-Arg、Tyr-Arg、Gly-Arg、Ala-Arg又はThr(リンカーZ);
IPC (9件):
C12N 15/09 ,  C07K 19/00 ,  C07K 14/435 ,  C07K 14/47 ,  C07K 5/083 ,  C07K 5/062 ,  C07K 7/06 ,  C07K 5/065 ,  C12N 9/12
FI (9件):
C12N15/00 A ,  C07K19/00 ,  C07K14/435 ,  C07K14/47 ,  C07K5/083 ,  C07K5/062 ,  C07K7/06 ,  C07K5/065 ,  C12N9/12
Fターム (37件):
4B024AA11 ,  4B024BA10 ,  4B024BA80 ,  4B024CA04 ,  4B024CA05 ,  4B024CA06 ,  4B024CA07 ,  4B024CA09 ,  4B024CA10 ,  4B024DA02 ,  4B024DA06 ,  4B024EA04 ,  4B024FA02 ,  4B024FA07 ,  4B024FA10 ,  4B024GA11 ,  4B024GA18 ,  4B024GA19 ,  4B024HA03 ,  4B024HA08 ,  4B024HA14 ,  4B050CC05 ,  4B050DD11 ,  4B050FF14E ,  4B050LL03 ,  4H045AA10 ,  4H045BA10 ,  4H045BA11 ,  4H045BA12 ,  4H045BA14 ,  4H045BA41 ,  4H045CA40 ,  4H045CA50 ,  4H045EA50 ,  4H045FA72 ,  4H045FA74 ,  4H045GA26
引用文献:
審査官引用 (3件)

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