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J-GLOBAL ID：201302209319485075   整理番号：13A0779355

諫早湾調整池の排水が湾内の物質循環に与える影響

著者 (5件)： 小森田智大 (熊本県大 環境共生) ,  梅原亮 (熊本県大 院) ,  田井明 (九大 高等研究院) ,  高橋徹 (熊本保健科大) ,  堤裕昭 (熊本県大 環境共生)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2013  号： 春季  ページ： 199  発行年： 2013年03月11日 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 諫早湾内において,諫早湾潮受け堤防からの排水前後に面的観測を実施することで,調整池からの排水が湾内の物質循環に与える影響を定量的に評価することを目的とした。諫早湾干拓潮受堤防北部排水門(以下,北門)から,9月18日17時の観測により諫早湾への排水が確認された。北門周辺では低塩分化が顕著であり,10.6にまで低下した。排水直後には,高濃度の懸濁有機物(POC:~6.45mg/L,PON~1.48mg/L)が負荷された。湾奥部ではNH4-N濃度が3.2~9.3μmol/Lに達した。この理由として,諫早湾の奥部は海水が滞留しやすいため,調整池から負荷される粒状有機物もまた留まりやすい。そのため,水柱で進行する有機物分解に伴いNH4-Nが活発に再生産されることが考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *排水 ,  *干拓地 ,  調整池 ,  栄養塩類 ,  淡水化 ,  塩分 ,  滞留時間 ,  *長崎県 ,  *物質循環 ,  有機物分解 ,  *有明海 ,  粒状有機物
準シソーラス用語： 懸濁態有機物 ,  *諫早湾

分類 (2件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A) ,  水質調査測定一般  (SB02060X)

タイトルに関連する用語 (4件)： 諫早湾 ,  調整池 ,  排水 ,  物質循環