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J-GLOBAL ID：201302263298803424   整理番号：13A1315911

Cu-Ni-P合金の強度の改善

著者 (4件)： 辻内喜成 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  北和久 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  渡邊千尋 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  門前亮一 (金沢大 大学院自然科学研究科)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 52  ページ： 126-130  発行年： 2013年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Cu-Ni-Fe-P合金の強度に及ぼす鉄の影響を調べた。試料はCu-(1.0-x)%Ni-x%Fe-0.2%P合金(x=0.1,0.2及び0.3)であり,溶体化処理後に450°Cで5分間予備時効後40%冷間圧延し,その後450°Cでピーク時効処理を施し最後に60%冷間圧延した。引張試験及び硬さ測定から機械的性質を評価し,XRDデータから転移密度を計算した。時効により形成される析出物は六方晶系の(Ni,Fe)₂P相であった。0.2%までのFeの添加により強度は増大し,0.3%では僅かに低下した。0.2%Fe合金の引張強さ,伸び及び導電率は,それぞれ700MPa,8%及び64%IACSであった。仕上げ極低温圧延の効果について述べた。

シソーラス用語： *銅合金 ,  リン含有合金 ,  ニッケル添加合金 ,  鉄添加合金 ,  溶体化処理 ,  時効処理 ,  *合金元素 ,  冷間圧延 ,  圧下率 ,  転位密度 ,  析出物 ,  *引張強さ ,  伸び ,  電気伝導率

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (14件)：

• 1)野村幸矢,三輪洋介,島田佑介,渡邊千尋,門前亮一:日本金属学会誌,74(2010),325-330.
• 2)野村幸矢,三輪洋介,高川優作,渡邊千尋,門前亮一:日本金属学会誌,75(2011),509-515.
• 3)特許公開2001-335864(2001).
• 4) S. Nagarjuna, U. C. Babu and P. Ghosal : Mater. Sci. Eng. A, 491(2008),331-337.
• 5) Y. Takagawa, Y. Tsujiuchi, C. Watanabe, R. Monzen and N. Tsuji : Mater. Trans.,54(2013), in press.

タイトルに関連する用語 (3件)： Cu ,  Ni ,  P合金