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J-GLOBAL ID：201302283139079112   整理番号：13A0642801

スピン二量体とスピン鎖が結合した化合物Cu₂Fe₂Ge₄O₁₃の^63,65Cu核共鳴研究

^63,65Cu Nuclear Resonance Study of the Coupled Spin Dimers and Chains Compound Cu₂Fe₂Ge₄O₁₃

著者 (5件)： KIKUCHI Jun (Meiji Univ., Kawasaki, JPN) ,  NAGURA Shiro (Meiji Univ., Kawasaki, JPN) ,  MURAKAMI Kazumasa (Meiji Univ., Kawasaki, JPN) ,  MASUDA Takatsugu (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  REDHAMMER Guenther J. (Univ. Salzburg, Salzburg, AUT)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 82  号： 3  ページ： 034710.1-034710.10  発行年： 2013年03月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピン二量体とスピン鎖が結合した化合物Cu₂Fe₂Ge₄O₁₃において,Cuの核磁気共鳴(NMR)と核四重極共鳴(NQR)を測定した。Cu NQRはスピン二量体のみ含む等構造物質のCu₂Sc₂Ge₄O₁₃でも測定した。この2つの化合物間で⁶³Cu核スピン-格子緩和速度の温度依存性を比較して,Cu₂Fe₂Ge₄O₁₃のFe鎖によって,Cuサイトの緩和速度に加算的に寄与するCu₂Sc₂Ge₄O₁₃の場合から,Cu二量体のスピンギャップエネルギーは変化しないことを明らかにした。4.2KでCu₂Fe₂Ge₄O₁₃の反強磁性状態のCuサイトで3.39Tの中程度に高い磁場が観測された。これは一部Cu原子の秩序化モーメントが量子低下するためである。Cuサイトの超微細相互作用が大きい異方性のため,Cuの内部磁場と秩序モーメントは非共線形である。Cuの4配位平面配位に基づいて内部磁場のモデル分析を行って,Cu²⁺の3d正孔は主にd(x²-y²)軌道状態であると推測した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 銅化合物 ,  *鉄化合物 ,  ゲルマニウム化合物 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  *核四重極共鳴 ,  スカンジウム化合物 ,  *スピン-格子緩和 ,  温度依存性 ,  エネルギーギャップ ,  反強磁性 ,  内部磁場 ,  *磁気モーメント ,  超微細相互作用 ,  分子軌道関数 ,  二量体 ,  スピン系 ,  スピンギャップ ,  スピン二量体 ,  スピン鎖 ,  銅63NMR
準シソーラス用語： 銅65NMR

分類 (2件)： その他の無機化合物のNMR  (BM07043Z) ,  一般・無機化合物の核四重極共鳴スペクトル  (BM07051C)

タイトルに関連する用語 (5件)： スピン二量体 ,  スピン鎖 ,  65Cu ,  核共鳴 ,  研究