文献

J-GLOBAL ID：201302288460188545   整理番号：13A1290144

グラフィック処理装置クラスタ系によるコンパクトな明示的有限差分時間領域法を用いた三次元音場解析

Three-Dimensional Sound Field Analysis Using Compact Explicit-Finite Difference Time Domain Method with Graphics Processing Unit Cluster System

著者 (3件)： ISHII Takuto (Doshisha Univ., Kyoto, JPN) ,  TSUCHIYA Takao (Doshisha Univ., Kyoto, JPN) ,  OKUBO Kan (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 52  号： 7,Issue 2  ページ： 07HC11.1-07HC11.7  発行年： 2013年07月25日 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 計算機資源を低減するために三次元音場解析にコンパクトな明示的有限差分時間領域(CE-FDTD)法を用いた。CE-FDTD法には種々の派生方式が存在する。それらをまず理論的に調べ,数値確度を評価した。その結果,内挿広帯域(IWB)方式で帯域幅が最も広く,遮断周波数はNyquist周波数と一致した。計算性能を理論的に推定し,グラフィック処理装置クラスタ系により実験で評価した。IWB方式は標準のリープフロッグ(SLF)方式よりも少ないメモリ使用率で同じ遮断周波数を得た。共有メモリによるIWB方式の計算時間はグラフィック処理装置(GPU)クラスタ系によるSLF方式のそれの約19%であった。容積が約4500m³の大きな部屋に対してサンプリング速度40kHzでインパルス応答を計算した。自然残響を有する三次元音場をIWB方式により計算できることを確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *マイクロプロセッサ ,  専用プロセッサ ,  *有限差分時間領域法 ,  *解析 ,  遮断周波数 ,  周波数 ,  共有メモリ ,  残響
準シソーラス用語： *GPU【プロセッサ】 ,  Nyquist周波数 ,  *音場解析

分類 (1件)： 音響測定  (BB03040R)

引用文献 (24件)：

• 1) M. Nishikori, T. Tsuchiya, and S. Sakamoto: Jpn. J. Appl. Phys. 50 (2011) 07HE21.
• 2) Y. Ara, K. Okubo, N. Tagawa, T. Tsuchiya, and T. Ishizuka: Jpn. J. Appl. Phys. 50 (2011) 07HC20.
• 3) M. Tanaka, T. Tsuchiya, and K. Okubo: Jpn. J. Appl. Phys. 50 (2011) 07HE17.
• 4) K. Kuroda, S. Sakamoto, K. Shibata, Y. Nakano, T. Tsuchiya, and Y. Watanabe: Jpn. J. Appl. Phys. 51 (2012) 07GE01.
• 5) Y. Ara, K. Okubo, N. Tagawa, T. Tsuchiya, and T. Ishizuka: Jpn. J. Appl. Phys. 51 (2012) 07GG05.

タイトルに関連する用語 (4件)： グラフィック ,  クラスタ ,  有限差分時間領域法 ,  音場解析