抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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道東海域における水塊分布の季節変化を,過去の海洋観測データを用いて明らかにした。陸棚域では1~4月には沿岸親潮水,5~7月には沿岸親潮水が昇温してできた表層沿岸親潮水が分布する。この間,陸棚域では上流から高塩分水供給を受けると考えられる。8~10月には宗谷暖流水変質水の分布とともに,沿岸密度流の構造が発達するが,10月以降この構造が急速に弱まっていた。11月以降は,海面冷却に伴う混合層の発達で水平温度勾配が弱まっており,この時期の密度は水温依存であることから,11月以降の沿岸密度流の構造の弱まりは,結果として混合層発達によるものと考えられる。(著者抄録)