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J-GLOBAL ID:201302291952865055   整理番号:13A1787802

東北地方太平洋沖地震等による鉄骨造文教施設鉛直ブレースの震動被害

SEISMIC DAMAGE TO VERTICAL BRACES IN STEEL SCHOOL BUILDINGS DUE TO THE 2011 TOHOKU EARTHQUAKE
著者 (6件):
資料名:
巻: 19  号: 41  ページ: 147-152 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: L4777A  ISSN: 1341-9463  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本建築学会文教施設委員会耐震性能等小委員会S-WGが行った,2011年東北地方太平洋沖地震およびその余震による被害の調査において,被害構造要素のなかで最も多かったものが鉛直ブレースであった。鉛直ブレースは,重要かつ効果的な耐震要素であり,今回の被害を教訓とし,将来の被害を最小限にくいとめるためにも,多種多様なブレース被害事例を整理し,耐震診断技術,補修技術の向上につなげてゆく必要がある。本報では,このような目的に資することを念頭に,同WGが調査した被害のうち,鉛直ブレースの被害に着目して報告する。まず調査建物の鉛直ブレースのブレース種別と用途種別,調査建物の建設年代とブレース種別に関しんべている,鉛直ブレース被害の被害レベルについて定義を試み,被災度区分0s,Is,IIIs,IIIs~Vsについて説明している。ブレース種別ごとの各被害レベル建物数を推移している。そして,鉛直ブレースの被害事例を,ブレース種別ごとの被害箇所,たわみと座屈およびこれに伴う曲げ変形,ガセットププレートの曲げ変形,山形鋼ブレースの破断,ガセットプレートおよび羽子板の破壊,接合部ボルト破断,ガセット接合部破断,ターンバックルの降伏・破断,ターンバックルねじ部の破断,ターンバックル丸鋼圧接部の破断,ターンバックルブレース端部接合部の破断および外れ,円形鋼管端部接合部の破断について示している。本報では,前報でその概要を報告した鉄骨造文教施設被害のうち,鉛直ブレース被害について詳細に報告した。調査対象とした建物のうち,1981年以前建設でかつ未補強の建物において鉛直ブレース破断の被害が多い一方,補強済み・補強不要,または1982年以降建設の建物では破断被害が少なくなっていることがわかった。不適切な設計・施工による被害もあったが,被害発生を防ぐために今後も継続して注意を喚起してゆくことが重要である。
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分類 (3件):
分類
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自然災害  ,  金属構造  ,  建築物の耐震,免震,制震,防振 

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