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J-GLOBAL ID：201302294287089218   整理番号：13A1566660

奈良県森林におけるALOS/PRISMデータを用いた平均樹高推定の可能性:吉野郡スギ・ヒノキ林による検証に基づいて

An Examination of the Possibility of Using ALOS/PRISM Data to Estimate Average Tree Heights in Forests in Nara Prefecture Based on a Validation Study in Japanese Cedar and Cypress Forests in Yoshino District, Nara, Japan

著者 (6件)： 新納望 (奈良女大 大学院) ,  村松加奈子 (奈良女大 共生科学研究セ) ,  田殿武雄 (宇宙航空研究開発機構 地球観測研究セ) ,  古海忍 (奈良佐保短大) ,  曽山典子 (天理大 人間) ,  醍醐元正 (同志社大 経済)
資料名： 日本リモートセンシング学会誌  (Journal of the Remote Sensing Society of Japan)
巻： 33  号： 4  ページ： 308-318  発行年： 2013年09月20日 
JST資料番号： X0714A  ISSN： 0289-7911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 奈良県は古くから林業が盛んな地域であり,県土の約77%が森林であるが,人工林として手入れが行われていない森林が増えている。間伐のためには,樹冠高の測定が必要である。今回,PRISMデータを利用して奈良県全域の表面高データを作成し,国土地理院の地表面データとの差分を取って樹冠高データを作成した。衛星ALOS/PRISMデータを使用して処理された数値表層モデル(DSM)と数値地形モデル(DTM)データを使用した。作成した樹冠高推定データの検証では,一部に推定の失敗があった。光検出と測距(LiDAR)データによる検証では,多くにDTMデータとLiDARデータの一致があった。森林簿データとの比較では,全30カ所のうち,樹冠高推定が妥当に行われた場所は24カ所であった。本結果は推定した樹冠高が小森林管理地では平均樹高の推定に必ずしも正確ではないと示唆した。

シソーラス用語： 奈良県 ,  数学モデル ,  数値計算 ,  計測 ,  *森林調査 ,  林産資源 ,  計算機シミュレーション ,  推定量 ,  *測地衛星 ,  光センサ ,  リモートセンシング ,  *距離測定 ,  樹冠 ,  スギ ,  ヒノキ ,  数値地形モデル
準シソーラス用語： ALOS ,  PRISM ,  *衛星レーザ測距 ,  森林計測 ,  数値表層モデル

分類 (3件)： 測樹学  (FF01040T) ,  測地学  (DC02000X) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (15件)：

• 奈良県農林部. 平成22年度奈良県森林・林業・木材産業の概要. 2010
• 奈良県. 奈良県森林づくり並びに林業および木材産業振興指針. 2010
• 全林協(編). 普及パワーの施業集約化. 2011
• 大政謙次. ヘリコプター搭載の高空間分解能 Scanning Lidar システムによる樹冠高の3次元リモートセンシング. 日本リモートセンシング学会誌. 2000, 20, 4, 34-46
• 米康充. 京都議定書に関わる吸収源計測システムの開発-航空機Lidarによるカラマツ林の樹冠計測と材積・炭素重量計測精度の検証-. 日本リモートセンシング学会. 2002, 22, 5, 531-543

タイトルに関連する用語 (11件)： 奈良 ,  森林 ,  ALOS ,  PRISM ,  平均 ,  樹高 ,  推定 ,  可能性 ,  スギ ,  ヒノキ林 ,  検証