特許
J-GLOBAL ID:201303030988478053
電解セルのスタックを有し、かつ動作の信頼性が向上した高効率の高温電解槽(HTE)
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (4件):
村山 靖彦
, 志賀 正武
, 渡邊 隆
, 実広 信哉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-556533
公開番号(公開出願番号):特表2013-522457
出願日: 2011年03月11日
公開日(公表日): 2013年06月13日
要約:
本発明は、動作の信頼性が向上した高温水電解モジュールに関し、このモジュールは、最大で1%の水素を含有する水蒸気(water vapor)を浸出ガスとして、セルスタックの各カソード(21、22)、および各アノード(41、42)に同時に循環させることができる。このセルスタックは、密閉筐体(18)内に収容され、スタックを圧縮する締付け手段(29、5、50、51、52)が設けられている。効率損失、およびHTE電解槽の全体または一部の破損を生じさせ得る漏れの危険が低減し、一方、スタックの圧縮によって良好な導電を維持することによって高効率をなおも保証することができる。
請求項(抜粋):
最大で1%の水素を含有する水蒸気、または不活性ガスを閉じ込めるように設計された密閉筐体と、
複数の基本電解セル(C1、C2、...Cn)のスタックであって、前記複数の基本電解セルの各々がカソード(2.1、2.2)、アノード(4.1、4.2)、および前記カソードと前記アノードとの間に挟まれた電解質(6.1、6.2)で形成され、少なくとも1つの相互接続プレート(8)が、隣接する2つの基本セルの間に、前記2つの基本セルのうちの一方の電極と前記2つの基本セルのうちの他方の電極とに電気接触して嵌合され、前記相互接続プレートが、気体が前記カソードおよび前記アノードへそれぞれ流れるための少なくとも1つのカソード区画(11)および少なくとも1つのアノード区画(9)を含み、前記電解セルのスタックが、前記密閉筐体内に収容された、基本電解セルのスタックと
を含む高温電解用モジュール(M)であって、
前記密閉筐体が、互いに堅固に取り付けられたベース(180、1801)およびカバー(181、1810、1811)を含む箱(18)からなり、前記基本電解セルのスタックが、2つのプレート(19、20)間で組み立てられ、前記2つのプレート(19、20)のうちの下側のプレート(20)が、前記箱の前記ベース(180、1801)上に電気絶縁体(21)を介して載置され、
締付け手段(29)が、上側の前記プレート(19)と前記箱の前記カバー(181)との間に少なくとも部分的に嵌合され、前記締付け手段が、決められた接触力を前記セルのスタックの前記下側のプレート(20)と前記上側のプレート(19)との間の圧縮によってもたらすように設計され、
締付け手段が、前記箱に遊嵌状態で、かつ前記上側のプレート(19)と直接接触して据え付けられた追加のプレート(29)を含み、前記追加のプレートが、前記箱の外部から前記カバーを通り抜ける、最大で1%の水素を含有する前記水蒸気によって動作するように設計され、前記追加のプレートの前記動作によって、前記下側のプレートと前記上側のプレートとの間で締付け力が生じ、前記嵌合は、最大で1%の水素を含有する水蒸気が前記セルのスタックに少なくとも部分的に供給されることを可能にする、高温電解用モジュール。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (4件):
4K021AA01
, 4K021BA02
, 4K021CA01
, 4K021EA07
引用特許:
審査官引用 (7件)
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水素製造装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-327046
出願人:石川島播磨重工業株式会社
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水蒸気電解用セル
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-291091
出願人:富士電機株式会社
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水素・酸素発生装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-341609
出願人:神鋼パンテツク株式会社
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高圧水素製造装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2004-305934
出願人:本田技研工業株式会社
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高圧水素製造装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2005-136810
出願人:本田技研工業株式会社
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特開昭56-158885
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電解セルの圧力補償構造
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-308941
出願人:神鋼パンテツク株式会社
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