特許
J-GLOBAL ID:201303041390057519

心疾患診断マーカー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 宮崎 昭夫 ,  石橋 政幸 ,  緒方 雅昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-175982
公開番号(公開出願番号):特開2013-040781
出願日: 2011年08月11日
公開日(公表日): 2013年02月28日
要約:
【課題】心疾患の診断に際し、被験者から採取される血液サンプルから調製される血清サンプルを利用する血液検査の一環として、該血清サンプル中に含有されるMDA-LDL中に含まれる、ApoB100タンパク質における、酸化の進行度を評価する際、有効に利用可能な診断マーカーを提供する。【解決手段】MDA-LDL中に含まれる、ApoB100タンパク質のトリプシン消化により生成する一群のペプチド断片中、冠動脈病変枝数3と判定された患者群と、冠動脈病変枝数0と判定された健常者(非患者)群を比較した際、健常者(非患者)群において検出される量を基準として、患者群において検出される量は、「有意に高い」、または、「有意に低い」という、統計学的検定結果を示す「マーカー」として特定されたものを、診断マーカーとして利用する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
被験者から採取される血液サンプル中から、分取されるMDA-LDL中に含まれる、ApoB100タンパク質における、酸化の進行度を評価する方法であって、 下記(工程1)〜(工程6)の工程を有しており、 (工程1) 抗MDA-LDLモノクローナル抗体を利用する免疫沈降法を適用して、被験者から採取される血液サンプル中から、MDA-LDLを分取する工程; (工程2) 分取されるMDA-LDL中に含まれる、ApoB100タンパク質に、トリプシンを作用させ、トリプシン酵素消化された、該ApoB100タンパク質由来のペプチド断片の群を調製する工程; (工程3) 等電点電気泳動法を適用し、トリプシン酵素消化された、該ApoB100タンパク質由来のペプチド断片の群を、各ペプチド断片の等電点に従って、所定の等電点の区分に分画し、等電点に基づき分画された、複数のペプチド断片の部分群に分離する工程; (工程4) 等電点に基づき分画された、複数のペプチド断片の部分群について、各ペプチド断片の部分群中に含有されている、ペプチド断片の質量(Mpeptide)を、質量分析手段として、MALDI-TOF-MS法を採用して測定し、各ペプチド断片の部分群中に含有されている、ペプチド断片を、その等電点(pI)と質量(Mpeptide)に基づき、それぞれ、ペプチド断片(pI,Mpeptide)と特定し、各ペプチド断片(pI,Mpeptide)に由来するイオン種[Mpeptide+H]+のピーク強度I(pI,[Mpeptide+H]+)を測定する工程; (工程5) 特定されたペプチド断片(pI,Mpeptide)の一群中から、下記の表1-1に示すアミノ酸残基位置のLys残基、ならびに、表1-2に示すアミノ酸残基位置のMet残基からなる群より選択される、少なくとも一つのLys残基またはMet残基を含み、該Lys残基またはMet残基が酸化を受けている、ApoB100タンパク質由来のペプチド断片に相当する酸化ペプチド断片を少なくとも一つ選択する工程;
IPC (5件):
G01N 27/62 ,  G01N 33/68 ,  G01N 33/53 ,  G01N 27/447 ,  C12Q 1/37
FI (5件):
G01N27/62 V ,  G01N33/68 ,  G01N33/53 W ,  G01N27/26 301A ,  C12Q1/37
Fターム (29件):
2G041CA01 ,  2G041DA04 ,  2G041FA12 ,  2G041GA06 ,  2G045AA13 ,  2G045AA25 ,  2G045BB02 ,  2G045BB07 ,  2G045BB51 ,  2G045CA25 ,  2G045DA36 ,  2G045DA64 ,  2G045DA75 ,  2G045DA77 ,  2G045FB01 ,  2G045FB03 ,  2G045FB05 ,  2G045JA01 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ03 ,  4B063QQ36 ,  4B063QQ79 ,  4B063QR16 ,  4B063QR48 ,  4B063QR72 ,  4B063QS02 ,  4B063QS39 ,  4B063QX01 ,  4B063QX04
引用特許:
審査官引用 (6件)
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引用文献:
審査官引用 (1件)
  • 「MDA-LDL」

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