特許
J-GLOBAL ID:201303063868694246
電動パワーステアリング制御装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
名古屋国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-192983
公開番号(公開出願番号):特開2013-052792
出願日: 2011年09月05日
公開日(公表日): 2013年03月21日
要約:
【課題】制御系全体の安定化のために制御系に設ける補償機能を簡素な構成で実現できるようにすることを目的とする。【解決手段】目標アシストトルク演算部20にて目標アシストトルク(目標電流)を演算し、モータ6の実電流Imをその目標電流に一致させるための電流指令である基本指令を電流制御部120が演算する構成において、目標アシストトルク演算部20に位相補償器を設けていた従来の構成に対し、目標アシストトルク演算部20には位相補償器を設けず、代わりに電流制御部120に対して電流安定化補償器31をアドオンする。電流安定化補償器31は、伝達関数がs(微分演算子)の4次以下の関数で表されるものであり、実電流Imに基づき、制御系全体を安定化させるための補償指令を生成する。そして、基本指令が補償指令によって補償されてなる電流指令が、駆動回路130に入力される。【選択図】図2
請求項(抜粋):
車両のハンドルに連結されて該ハンドルと共に回転する入力軸と、
前記入力軸の回転を前記車両の操舵輪に伝達することにより該操舵輪を操舵させる入力伝達手段と、
前記入力軸に加えられる軸回転方向のトルクである操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
前記ハンドルの操作による前記操舵輪の操舵時に該ハンドルの操作をアシストするためのアシストトルクを前記入力軸又は前記入力伝達手段に与えるためのモータと、
を備えた電動パワーステアリングシステムに設けられ、前記モータを制御することにより前記アシストトルクを制御する電動パワーステアリング制御装置であって、
前記操舵トルク検出手段により検出された前記操舵トルクに基づき、該操舵トルクに応じた値の前記アシストトルクである目標アシストトルクを発生させるために前記モータに流すべき目標電流を演算する目標電流演算手段と、
前記目標電流演算手段により演算された前記目標電流と前記モータに実際に流れる電流である実電流との差に基づき、その差が0となるように前記モータの通電電流を制御するための基本指令を生成する基本指令生成手段と、
前記実電流に基づいて、前記電動パワーステアリングシステムの制御系全体を安定化させるために前記基本指令を補償するための、補償指令を生成する補償指令生成手段と、
前記基本指令生成手段により生成された前記基本指令を、前記補償指令生成手段により生成された前記補償指令により補償することによって、最終的に前記モータ側へ出力すべき電流指令を生成する電流指令生成手段と、
前記電流指令生成手段により生成された前記電流指令に応じて前記モータへの通電を行うことにより前記モータを駆動するモータ駆動手段と、
を備え、
前記補償指令生成手段は、入力される前記実電流に対する、出力される前記補償指令の伝達関数が、微分演算子sを用いて表したときにsの4次以下の関数を用いて表されるものである
ことを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (20件):
3D232CC24
, 3D232DA15
, 3D232DA23
, 3D232DA63
, 3D232DA64
, 3D232DC01
, 3D232DC02
, 3D232DC11
, 3D232DD02
, 3D232DD07
, 3D232DD17
, 3D232EB11
, 3D232EC24
, 3D233CA02
, 3D233CA03
, 3D233CA04
, 3D233CA13
, 3D233CA16
, 3D233CA20
, 3D233CA21
引用特許: