特許
J-GLOBAL ID:201303071546722719

プリプレグの製造方法と繊維強化熱硬化性樹脂成型体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 豊栖 康弘 ,  豊栖 康司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-195507
公開番号(公開出願番号):特開2013-056985
出願日: 2011年09月07日
公開日(公表日): 2013年03月28日
要約:
【課題】複数のプリプレグを積層する状態において層間の強度を著しく向上する。【解決手段】プリプレグの製造方法は、高強度繊維を繊維基材とするシート加工工程と、繊維基材にプラスチックを含浸させる含浸工程とからなる。シート加工工程は、高強度繊維を湿式抄紙して抄紙シートに加工する抄紙工程と、抄紙シートの高強度繊維をバインダー繊維で結合して繊維基材とする結合工程とからなる。抄紙工程は、熱可塑性樹脂あるいは湿熱溶融型樹脂からなるバインダー繊維を高強度繊維に加えて分散液に添加し、この分散液をメッシュコンベアの抄紙面に吸引して高強度繊維をX軸方向とY軸方向とZ軸方向とに配向させてシート状に加工する。結合工程は、抄紙シートを加熱してバインダー繊維を溶融させて高強度繊維をX軸方向とY軸方向とZ軸方向とに配向させた状態で結合する。含浸工程は、繊維基材の隙間に、未硬化状態にある熱硬化性樹脂を含む状態で含浸させる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
短繊維の高強度繊維をシート状としてなる繊維基材にプラスチックを含浸してなるプリプレグの製造方法であって、 前記高強度繊維を繊維基材とするシート加工工程と、 このシート加工工程で得られた繊維基材にプラスチックを含浸させる含浸工程とからなり、 前記シート加工工程は、高強度繊維を湿式抄紙してシート状の抄紙シートに加工する抄紙工程と、この抄紙工程で得られる抄紙シートの高強度繊維をバインダー繊維で結合して繊維基材とする結合工程とからなり、 前記抄紙工程は、前記結合工程で加熱溶融されて高強度繊維を結合する熱可塑性樹脂あるいは湿熱溶融型樹脂からなるバインダー繊維を、100重量部の高強度繊維に対して3重量部ないし30重量部加えて分散液に添加すると共に、高強度繊維とバインダー繊維の添加された分散液をメッシュコンベアの抄紙面に吸引して高強度繊維をX軸方向とY軸方向とZ軸方向とに配向させ堆積してシート状に加工し、 前記結合工程は、抄紙工程で得られる抄紙シートを加熱して、抄紙シートに含まれるバインダー繊維を溶融させてバインダー繊維の熱可塑性樹脂あるいは湿熱溶融型樹脂で高強度繊維をX軸方向とY軸方向とZ軸方向とに配向させた状態で結合し、 さらに、前記含浸工程は、前記繊維基材の隙間に、未硬化状態にある熱硬化性樹脂を含む状態で含浸させることを特徴とするプリプレグの製造方法。
IPC (1件):
C08J 5/24
FI (1件):
C08J5/24
Fターム (18件):
4F072AA02 ,  4F072AA07 ,  4F072AB04 ,  4F072AB05 ,  4F072AB06 ,  4F072AB10 ,  4F072AB31 ,  4F072AB33 ,  4F072AC08 ,  4F072AD13 ,  4F072AD20 ,  4F072AD21 ,  4F072AD23 ,  4F072AD38 ,  4F072AG03 ,  4F072AG17 ,  4F072AH02 ,  4F072AH26
引用特許:
審査官引用 (7件)
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