棒鋼の液相拡散接合継手及びその製造方法

発明者： ,
出願人/特許権者：
代理人 (3件)：萩原康司 , 金本哲男 , 亀谷美明
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2012-025386
公開番号（公開出願番号）：特開2013-158829
出願日： 2012年02月08日
公開日（公表日）： 2013年08月19日
要約：

【課題】大気中で液相拡散接合を迅速に行い、接合部の組織を制御し、変形抵抗に優れる棒鋼の液相拡散接合継手を提供する。【解決手段】棒鋼の開先面間に、B:10〜22原子%を含有し、W、Mo、Coの1種又は2種以上を含有し、Vを制限した非晶質合金箔を挟持し、大気中で高周波誘導加熱し、液相拡散接合されてなり、前記液相拡散接合継手の接合接合領域において、表層部の組織が、面積率で50%以上の低温変態組織とフェライトとからなり、かつ、有効結晶粒径dSが100μm〜1000μmであり、断面中心部の組織が面積率で50%以上のフェライトと低温変態組織とからなり、かつ、有効結晶粒径dCが50〜300μmであり、前記有効結晶粒径dSが、前記有効結晶粒径dCより大きいことを特徴とする棒鋼の液相拡散接合継手。【選択図】図7

請求項（抜粋）：

質量%で、0.15〜0.50%の炭素を含有する炭素鋼からなる棒鋼の開先面間に、Bを10〜22原子%含有し、かつ、1〜10原子%のW、1〜10原子%のMo、1〜20原子%のCoの1種又は2種以上を含有し、Vを0.10原子%未満に制限した、Fe基及び/又はNi基である非晶質合金箔を挟持し、大気中で前記開先面間の近傍を外面から高周波誘導加熱し、液相拡散接合されてなる棒鋼の液相拡散接合継手であって、接合前に存在していた前記開先面に相当する位置である前記液相拡散接合継手の接合面から垂直方向に1mm以内の拡散接合領域において、表層部の組織が、面積率で50%以上の低温変態組織とフェライトとからなり、かつ、有効結晶粒径dSが100μm〜1000μmであり、断面中心部の組織が面積率で50%以上のフェライトと低温変態組織とからなり、かつ、有効結晶粒径dCが50〜300μmであり、前記表層部の有効結晶粒径dSが、前記断面中心部の有効結晶粒径dCより大きいことを特徴とする棒鋼の液相拡散接合継手。

IPC (4件)：

B23K 20/00 , B23K 35/30 , C22C 19/03 , C22C 38/00

FI (6件)：

B23K20/00 310G , B23K20/00 310M , B23K35/30 310D , B23K35/30 310E , C22C19/03 G , C22C38/00 301Y

Fターム (13件)：

4E167AA02 , 4E167AB02 , 4E167AB05 , 4E167AC03 , 4E167AD03 , 4E167BA07 , 4E167BA09 , 4E167BA19 , 4E167BA22 , 4E167CA10 , 4E167CB05 , 4E167DA14 , 4E167DC05

引用特許：

審査官引用 (12件)

金属材料の接合方法
公報種別：公開公報出願番号：特願平5-208309 出願人：大同特殊鋼株式会社
特開昭63-195219
特開昭63-195219

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