抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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緑茶残渣およびヒノキを原料とするバイオコークスについて,その基本的な炭化挙動を検証し,生成したバイオコークス炭化物の燃焼挙動および圧縮強度特性を調査した。実験により以下の結果を得た。1)バイオコークス炭化物は生木炭化物と比較して,高温炭化時の重量収率が高い。2)生木炭化物は高温炭化時に圧縮強度が低下するのに対して,バイオコークス炭化物は圧縮強度が増加する傾向がある。3)バイオコークス炭化物の圧縮強度は,石炭コークスに比べておよそ1ケタ低い。4)バイオコークスは673K程度の低温で炭化すると,燃焼形態はチャー燃焼が中心となり,トータルの燃焼時間は未炭化時よりも長くなる。5)バイオコークスは溶解炉内で,上部の高温還元雰囲気で炭化されても,炉内下部まである程度の大きさと強度を保つことができ,燃料として燃焼できると考えられる。