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J-GLOBAL ID：201402204101844273   整理番号：13A1960947

部分断面修復工法で補修した鉄筋コンクリート部材の鉄筋腐食性状に関する研究

A STUDIES ON THE CORROSION OF STEEL IN REINFORCED CONCRETE MEMBERS REPAIRED BY PARTIAL RESTORATION METHOD FOR CROSS SECTION

著者 (4件)： 渡部正 (日本大学 生産工学部土木工学科) ,  松林裕二 (太平洋マテリアル株式会社 開発研究所) ,  星野富夫 (東京大学 生産技術研究所) ,  岸利治 (東京大学 生産技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 69  号： 3  ページ： 281-294 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,塩害で劣化した鉄筋コンクリートを断面修復工法によって補修した後に生ずる鉄筋腐食のメカニズムを明らかにするために実施した.実験では,道路橋の鉄筋コンクリート床版の一部を模擬した試験体を作製し,断面修復の深さ・範囲,表面被覆材の有無などを変化させた補修を行い,その試験体を海洋環境下に暴露した.暴露開始後1年,3年,10年に鉄筋を取り出して腐食状況を調査した.その結果,表面被覆材が健全であればコンクリート中の鉄筋の腐食速度は経年に伴い遅くなることが明らかになった.また,部分断面修復を行った場合には,母材コンクリートと断面修復部の境界面±10mmの近傍の鉄筋がマクロセル腐食によって,他の部位より腐食が進行することを実験的に確認するとともに,補修境界面近傍での鉄筋腐食速度を提示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *腐食 ,  *鉄筋 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  構造部材 ,  塩害 ,  劣化 ,  修理 ,  道路橋 ,  橋床版 ,  被覆材 ,  海洋環境 ,  曝露試験 ,  腐食速度 ,  *金属腐食 ,  マクロセル腐食 ,  断面修復 ,  *鉄筋腐食 ,  速度
準シソーラス用語： 塩害劣化 ,  表面被覆材 ,  部分断面修復

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (9件)：

• 1) 長滝重義,大即信明,守分敦郎,宮里心一:鉄筋コンクリート部材の断面修復部における腐食形成に関する実験的研究,土木学会論文集,No. 544/V-32,pp. 109-119,1996.8.
• 2) 長滝重義,大即信明,守分敦郎,鎌田敏郎,宮里心一:断面修復部における打継目の物質通過性が鉄筋のマクロセル腐食に及ぼす影響,土木学会論文集,No. 578/V-37,pp. 21-42,1997.11.
• 3) 丸屋剛,武田均,堀口賢一,小山哲,許鎧麟:コンクリート中のマクロセル腐食に関する解析手法の構築,土木学会論文集E,Vol. 62,No. 4,pp. 757-776,2006.11.
• 4) 丸屋剛,武田均,堀口賢一,小山哲:コンクリート中の鋼材のマクロセル腐食に関する再現実験と数値解析,土木学会論文集E,Vol. 64,No. 4,pp. 500-514,2008.10.
• 5) 加藤絵万,審良善和,岩波光保,横田弘:断面修復を施したコンクリート床版の鉄筋腐食性状に関する検討,土木学会論文集E,Vol. 66,No. 4,pp. 399-412,2010.10.

タイトルに関連する用語 (7件)： 断面修復 ,  工法 ,  補修 ,  鉄筋コンクリート部材 ,  鉄筋 ,  腐食性状 ,  研究