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J-GLOBAL ID:201402235146138771   整理番号:14A0587445

平成23年7月豪雨による信濃川下流域の洪水流下特性とその解析法 -五十嵐川・刈谷田川の合流と中ノ口川の分派を含む河道区間を対象として-

ANALYSIS OF THE 2011 FLOOD FLOW IN THE LOWER SHINANO RIVER WITH THE BRANCHED SECTIONS
著者 (3件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: I.787-I.792 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: U0103B  ISSN: 2185-467X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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信濃川下流域では,平成16年の水害以降,本川堤防の嵩上げや支川の洪水調節施設の整備等,河川整備を着実に実施するとともに,水害の経験を踏まえた水防・避難活動の改善等行われ,これらの対策の効果は,平成23年7月の新潟・福島豪雨時に発揮され,被害軽減に大きく貢献した。しかし,今次水害は,既往最大規模の洪水だったので,支川の外水氾濫,流域各地の内水氾濫の被害を受けた。この水害を教訓として,今後の治水整備の基本的方向性を示すことが求められ,まず,複雑な河道システムを持つ信濃川下流における,大規模洪水流の流下機構とその特性を明らかにする必要がある。本研究では,まず,上記洪水で観測された水位・流量データから,信濃川下流区間の洪水流下の実態を把握し,次に,各支川の合流,分派を含む区間を対象とする洪水解析モデルを構築し,降雨流出量も含めた全体的な視点から,モデルの妥当性を検証した。また,信濃川下流のうち,特に複雑な河道システムの区間について,洪水流下特性を明らかにした。
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分類 (2件):
分類
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洪水対策  ,  流出解析 
引用文献 (9件):
  • 1) 平成23年7月新潟・福島豪雨水害の検証を踏まえた治水方策に関する懇談会:新潟・福島豪雨水害を教訓とする今後の治水方策について,国土交通省北陸地方整備局,2011
  • 2) 平成23年7月新潟・福島豪雨対策検討委員会:第2回平成23年7月新潟・福島豪雨対策検討委員会資料,新潟県,2011
  • 3) 福岡捷二,渡邊明英,原 俊彦,秋山正人:水面形の時間変化と非定常二次元解析を用いた洪水流量ハイドログラフと貯留量の高精度推算,土木学会論文集,第761号/II-67, pp.45-56, 2004.
  • 4) 福岡捷二,永井慎也,佐藤宏明:河川合流部を含む本・支川の流量ハイドログラフ,貯留量の評価-利根川・渡良瀬川の平成13年9月洪水を例として-,水工学論文集,第49巻(1), pp.625-630, 2005.
  • 5) 福岡捷二,渡邊明英,田端幸輔,風間 聡,牛膓 宏:利根川・江戸川分派点を含む区間における流量ハイドログラフと粗度係数・樹木群透過係数の評価,水工学論文集,第50巻, pp.1165-1171, 2006.
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