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J-GLOBAL ID：201402260115077760   整理番号：14A1236496

微動記録・地震記録に基づく基礎入力動の推定

著者 (4件)： 天埜貴仁 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  護雅史 (名古屋大 減災連携研究セ) ,  福和伸夫 (名古屋大 減災連携研究セ) ,  飛田潤 (名古屋大)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 20  号： 46  ページ： 885-890  発行年： 2014年10月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建物の建設段階で順次計測した,複数回の常時微動記録で得られた有効入力動を平均化することにより,上部構造物の影響を除いた基礎入力動の推定を試みた。また,地震時の基礎免震建物の有効入力動を用いて基礎入力動を推定した。その結果,1)微動記録を用いても,長周期域においては,どの建物においても適切に地震動を想定した基礎入力動を推定できること,2)短周期域に関しては,長辺方向で対応が悪いケースが多く,基礎幅が影響していること,3)平均化に用いた記録数と推定精度の関係は,理論解析を用いると,基礎スラブ打設済み時が最も推定精度が高くなるケースが多いこと,などが分かった。

シソーラス用語： *建築物 ,  *免震構造 ,  動的相互作用 ,  地震記象 ,  *地震動 ,  推定 ,  長周期 ,  短周期 ,  固有モード ,  不確実性 ,  精度 ,  スペクトル ,  解析モデル ,  固有振動数 ,  剛性 ,  変位 ,  軌道 ,  *常時微動 ,  Fourierスペクトル ,  基礎入力動 ,  機械的性質

分類 (2件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P) ,  土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (15件)：

• 宮本裕司ほか:2004年新潟県中越地震での地震動と建物応答に関する研究(その1~その3),日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2, pp.455-460,2006.9
• 岡野創,小豆畑達哉,井上波彦,飯場正紀,鹿嶋俊英,酒向裕司:観測記録から推測される地盤-構造物の動的相互作用による建物応答低減効果,日本建築学会構造系論文集, Vol.79, No.696, pp.237-246, 2014.2
• 飛田潤,福和伸夫,松井政樹,小島宏章:建設時の継続的な振動観測に基づく高層建物の振動特性,日本建築学会構造系論文集,第73巻,第625号,pp.391-398,2008.3
• 小島宏章,福和伸夫,飛田潤:プレキャストプレストレストコンクリート造建物の建設段階に伴う振動特性の変化,日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2, pp.647-648, 2004.8
• 小島宏章:実測記録に基づく中低層建物の動的相互作用効果に関する研究,名古屋大学学位論文,2005.3

タイトルに関連する用語 (4件)： 微動 ,  地震記録 ,  基礎入力動 ,  推定