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J-GLOBAL ID:201402293229950966   整理番号:14A0848538

スーパープレッシャー気球とゼロプレッシャー気球を組み合わせたタンデム気球の開発 II

Development of a tandem balloon system with a super-pressure balloon and a zero-pressure balloon II
著者 (7件):
資料名:
号: 13-011  ページ: 1-33  発行年: 2014年03月31日 
JST資料番号: G0143B  ISSN: 1349-1113  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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長時間の飛翔が可能であるスーパープレッシャー気球(SP気球)とゼロプレッシャー気球(ZP気球)からなるタンデム気球システムの開発を2009年より進めている。2010年11月に網をかけた最初のSP気球を製作し,2011年4月には直径3mのSP気球で耐圧性能9,600Paを達成し,気球の製作方法を確立した。その後,SP気球の大型化を行うと共に,SP気球の破壊機構の開発,二つの気球を連結した状態で放球する手法の開発を進めた。2012年5月には,飛翔用の直径20mのSP気球を製作し,地上試験により,展開性能,および,ガスの長時間保持に問題ないことを確認するに至った。2012年6月9日にこのSP気球と,体積15,000m3のZP気球からなるタンデム気球システムの飛翔性能試験を実施した。放球は,ZP気球に浮力をつけた後,ZP気球とゴンドラの間に入れたSP気球の頭部にガスづめして細長く膨張させる方法により,支障なく実施された。気球は順調に上昇し,SP気球の内部ガス圧と大気圧との差圧も上昇しながら,高度29.2kmで水平浮遊に入った。SP気球は,400~500Paの差圧が印加された時点で数cm2の穴が生じたものの,ガスの流出速度が遅かったため,最大差圧は814Paに達し,25分間にわたる水平浮遊時の間は正圧であった。気球が設計形状に展開しており,その直径も予測値と一致することがITVカメラによる画像データから確認された。本実験によって,はじめてタンデム気球システムの水平浮遊時の高度変動が評価され,高度変動は分布を正規分布で評価した際のσにして11.2mにとどまり,単独のZP気球での飛翔時にくらべ,高度変動が抑圧されることが確認された。飛翔試験の最後には,錘を落とす方式の気球破壊機構を動作させ,地上試験時と同程度のフィルムの引き裂きが行われることを確認した。今後,単独で飛翔させるより大型のSP気球の開発を進めると共に,大気観測を念頭においた小型のタンデム気球の開発を並行して進める所存である。(著者抄録)
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分類 (1件):
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航空機 
引用文献 (18件):
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