抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平編地に生じる編地の端が巻き上がる現象はカーリングと呼ばれ,縫製の際の障害となるため解決が望まれている。カーリングの原因としては平編地の構造の表裏非対称性が挙げられるが,糸の物性や編目のサイズとカーリングの度合との関係は理論的には解明されていず,基本的な解決方法も見つかっていない。そこで,カーリング現象の解明と防止の第1歩として,まずはカーリング形状を導出する手法を提案した。ループ状に変形した糸に内在する力あるいはモーメントが,構造全体に影響を与えているということになり,まずは糸の力学的特性を考慮したループレベルでのモデリングを行い,その上で,その特性を内包した編地レベルでのモデリングを行い,カーリング形状の予測を試みた。その結果,静力学の変分原理に基づき,ループレベルで縦カールおよび横カールをモデル化した。また,ループレベルでのカールの曲率を用い,自己干渉と重力も考慮して。編地レベルでのカーリング現象をモデル化した。