電動式ディスクブレーキ装置

発明者： ,
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：特許業務法人貴和特許事務所
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2012-245674
公開番号（公開出願番号）：特開2014-040902
出願日： 2012年11月07日
公開日（公表日）： 2014年03月06日
要約：

【課題】発生する制動力を大きくでき、且つ、制動力を発生させるまでに要する時間を短くできる構造を実現する。【解決手段】電動モータ8aを駆動源とする電動式アクチュエータにより、ピストン11aをロータに向け押し出す。この電動式アクチュエータは、歯車式の減速機10aと、ボール減速機19と、送りねじ装置12aとを、力の伝達方向に関して直列に配置する。圧縮コイルばね43により、前記ボール減速機19を構成する各ボール24に与圧を付与し、このボール減速機19が機能する事に対する抵抗を与える。制動開始直後に、このボール減速機19を機能させず、各パッドのライニングをロータの側面に押し付けるまでに要する時間を短縮できる。そして、押し付けた後には、前記ボール減速機19を機能させて、前記ライニングを前記ロータの側面に強く押し付ける。【選択図】図1

請求項（抜粋）：

車輪と共に回転するロータと、このロータに隣接する状態で車体に支持されるパッド支持部と、このロータを軸方向両側から挟む状態で、軸方向の変位を可能にこのパッド支持部に支持された、アウタ側とインナ側との一対のパッドと、これら両パッドのうち、少なくとも一方のパッドに対する状態で設けられたシリンダ空間に、前記ロータの軸方向の変位を可能に設けられたピストンと、電動モータを駆動源としてこのピストンを前記シリンダ空間から押し出す方向に変位させる事により、前記両パッドを前記ロータの軸方向両側面に押し付ける電動式アクチュエータとを備えた電動式ディスクブレーキ装置に於いて、前記電動式アクチュエータは、電動モータと、ボール減速機と、変換装置とを備えたものであり、このうちの電動モータは、通電に基づいて出力軸を両方向に回転駆動するものであり、前記ボール減速機は、前記シリンダ空間の奥端部に、このボール減速機の作動時に回転及び前記ピストンから遠ざかる方向への軸方向変位を阻止された状態で設けられたアンカプレートと、このアンカプレートの中心部に設けられた貫通孔を挿通した状態で設けられ、前記電動モータへの通電に基づいて両方向に回転する入力軸と、この入力軸の回転に伴ってこの入力軸の回転中心に対し偏心運動する環状のボール保持部材と、このボール保持部材の円周方向複数箇所に転動可能に保持された複数個のボールと、前記ピストンの軸方向に関してこれら各ボールを挟持する一対の面のうちの少なくとも一方の面に形成した、円周方向に関する形状がサイクロイド曲線状であるガイド溝とを備え、前記ボール保持部材の回転運動を出力として取り出すものであり、前記変換装置は、前記ボール減速機の回転出力を直線運動に変換して、前記ピストンを軸方向に変位させるものである事を特徴とする電動式ディスクブレーキ装置。

IPC (2件)：

F16D 65/18 , F16D 65/14

FI (5件)：

F16D65/18 , F16D65/14 124 , F16D65/14 336 , F16D65/14 340 , F16D65/14 348

Fターム (15件)：

3J058AA43 , 3J058AA48 , 3J058AA53 , 3J058AA62 , 3J058AA69 , 3J058AA73 , 3J058AA78 , 3J058AA83 , 3J058AA87 , 3J058BA02 , 3J058CC15 , 3J058CC35 , 3J058CC56 , 3J058CC62 , 3J058FA06

引用特許：

出願人引用 (5件)

ディスクブレーキ
公報種別：公開公報出願番号：特願2010-144262 出願人：日立オートモティブシステムズ株式会社
特開平4-272552
電動ディスクブレーキ
公報種別：公開公報出願番号：特願2010-292104 出願人：日立オートモティブシステムズ株式会社

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審査官引用 (6件)

ディスクブレーキ
公報種別：公開公報出願番号：特願2010-144262 出願人：日立オートモティブシステムズ株式会社
特開平4-272552
ACサーボモータの加速度制御方式
公報種別：公開公報出願番号：特願平4-187452 出願人：ファナック株式会社

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