特許
J-GLOBAL ID:201403044673672364

遅延推定方法とその方法を用いたエコー消去方法と、それらの装置とプログラムとその記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 中尾 直樹 ,  中村 幸雄 ,  義村 宗洋
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-223361
公開番号(公開出願番号):特開2014-075756
出願日: 2012年10月05日
公開日(公表日): 2014年04月24日
要約:
【課題】少ない演算量で精度の高い遅延推定を行う遅延推定方法を提供する。【解決手段】白色化相互相関を求める時間幅の遅延前信号から採取されるサンプル点数をNとした時に、Nよりも少ない2N/M点の周波数分析を実行し、遅延前信号と遅延後信号を周波数領域の信号に変換し、それぞれを第1と第2のバッファ部に保存する。クロススペクトル計算部は、第1のバッファ部に保存された信号の共役を取った信号と、第2のバッファ部に保存された信号とを同一周波数毎に乗算し、当該乗算結果を上記M個について加算したクロススペクトルを計算する。時間シフト加算部は、白色化されたクロススペクトルを、時間領域に変換して時間シフトしながら加算して保存する。最大ピーク位置探索部は、時間シフト加算部で保存された信号の最大ピーク位置を推定遅延量として求める。【選択図】図1
請求項(抜粋):
白色化相互相関を求める時間幅の遅延前信号から採取されるサンプル点数をNとした時に、上記遅延前信号を上記N点よりも少ない2N/M点の周波数分析で周波数領域に変換する処理をM回単位で繰り返す第1の周波数分析過程と、 上記遅延前信号を遅延させた遅延後信号を2N/M点の周波数分析で周波数領域に変換する処理を、上記Mフレームに遅延を推定する範囲であるKフレームを加えたM+K-1回の単位で繰り返す第2の周波数分析過程と、 上記第1の周波数分析過程で周波数領域の信号に変換した遅延前信号を上記M個分保存する第1のバッファ過程と、 上記第2の周波数分析過程で周波数領域の信号に変換した遅延後信号を、上記M+K-1個分保存する第2のバッファ過程と、 上記第1のバッファ過程で保存された遅延前信号の共役を取った信号と、上記第2のバッファ段階で保存された遅延後信号とを同一周波数毎に乗算し、当該乗算結果をフレームについて加算し上記K要素までのクロススペクトルを計算するクロススペクトル計算過程と、 上記第1のバッファ過程で保存された遅延前信号のノルムの2乗の逆数を白色化係数として計算する白色化係数計算過程と、 上記クロススペクトルに上記白色化係数を乗算する白色化過程と、 上記白色化過程で白色化されたクロススペクトルを、時間領域に変換する時間領域変換過程と、 上記時間領域変換過程の出力を時間シフトしながら第1要素から上記K要素まで加算して保存する時間シフト加算過程と、 上記時間シフト加算過程で保存された信号の最大ピーク位置を推定遅延量として求める最大ピーク位置探索過程と、 を備える遅延推定方法。
IPC (2件):
H04B 3/23 ,  H04R 3/02
FI (2件):
H04B3/23 ,  H04R3/02
Fターム (3件):
5D220CC06 ,  5K046HH25 ,  5K046HH79
引用特許:
出願人引用 (5件)
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