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J-GLOBAL ID:201502200286241067   整理番号:15A0392716

新規多機能性生体高分子としてのトラガカント結合リゾチームの産生及び特性

Production and properties of tragacanthin-conjugated lysozyme as a new multifunctional biopolymer
著者 (6件):
資料名:
巻: 47  ページ: 69-78  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: E0877B  ISSN: 0268-005X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本稿では,穏やかなMaillard反応条件下で,トラガカントゴム及びニワトリ卵白リゾチーム(LZM)の水溶性部分からなる酵素-生体高分子複合体の調製及びキャラクタリゼーションについて述べた。FTIR分光法と共にSDS-PAGEにより,Maillard反応がLZMとトラガカント(TRG)との間で起こることが明らかとなった。最適条件下で(pH=8.5,60°C,RH=79%,8日間),およそ2つのTRG分子が1つのLZM分子に付着した。DSC分析から,TRGとの結合が変性温度を6.35°Cまで増加させることが示された。得られた複合体を走査電子顕微鏡観察により特徴づけた。8日後の修飾酵素活性度は,最初の酵素活性の77%を保持していた。TRG結合LZMは本来のLZMに比べ,改善した可溶性及び乳濁液特性を示した。加えて,LZM-TRG複合体の発泡能力及び安定性において顕著な増加が認められた。TRGとの複合体は,Staphylococcus aureus(黄色ぶどう球菌),Bacillus cereus(セレウス菌),Escherichia coli(大腸菌)及びSalmonella typhi(腸チフス菌)の増殖に対するLZMの抑制効果を用量依存的に著しく向上させた。LZM-TRG複合体は,4000μg/mlで黄色ぶどう球菌,セレウス菌,大腸菌及び腸チフス菌をそれぞれ90%,80%,50%及び40%抑制した。これら結果をまとめると,LZMの機能的特性及び抗微生物活性が,TRGとの結合により向上することが示唆された。結合が,食品及び製薬業における機能的材料としてのLZMの応用を拡大する可能性が考えられた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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卵と卵製品  ,  食品の化学・栄養価 
タイトルに関連する用語 (4件):
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