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J-GLOBAL ID：201502212212062631   整理番号：15A1102251

巨大分子との排除体積相互作用における,高分子のコイル-小球体転移

Coil-globule transition of a polymer involved in excluded-volume interactions with macromolecules

著者 (2件)： ODAGIRI Kenta (School of Network and Information, Senshu Univ., Kawasaki 214-8580, JPN) ,  SEKI Kazuhiko (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), AIST Tsukuba Central 5, Tsukuba, Ibaraki 305-8565, JPN)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 143  号： 13  ページ： 134903-134903-10  発行年： 2015年10月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高分子は,エントロピーと相互作用エネルギー間の均衡に応じて,拡張コイルおよび圧縮小球体状態を採る。拡張コイルおよび圧縮小球体状態間の高分子の転移は,エネルギー/エントロピー均衡を変化する温度などの熱力学力の変化で誘起できる。従来,この転移は,分配関数を用いて,高分子の単量体間の排除体積相互作用を考慮して調べられた。長高分子と短高分子の二成分混合物に対して,コイル-小球体転移は,短高分子の濃度を変化することで誘起できる。本論文で,短高分子の排除体積効果を含んだ長高分子の分配関数を生成することで,単分子で生じた転移を調べた。コイル-小球体転移を,Floryのχパラメータを系統的に変化することで,混合高分子の濃度の関数として調べた。転移は,溶媒中の短高分子の排除体積相互作用と分散状態の相互作用で生じることがわかった。長高分子の体積を適当に定義すれば,混合エントロピーと弾性エネルギーの結合から,同一の結果が得られることも明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 分子 ,  *排除体積効果 ,  *分子間相互作用 ,  *コイル状体 ,  *ミクロスフェア ,  *コイル-グロビュール転移 ,  エントロピー ,  エネルギー ,  分配関数 ,  単量体 ,  濃度依存性 ,  ポリマブレンド ,  慣性半径 ,  DNA【核酸】 ,  凝集 ,  高分子鎖 ,  *高分子 ,  *分子集合体
準シソーラス用語： 巨大分子 ,  *高分子集合体 ,  相互作用エネルギー ,  弾性エネルギー ,  混合エントロピー

分類 (3件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  分子間相互作用  (BH07020P) ,  固相転移  (BL04020G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 巨大分子 ,  相互作用 ,  高分子 ,  小球体