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J-GLOBAL ID：201502271202307895   整理番号：15A0447640

平行量子細線間のトンネリングにより検出した量子細線中のバンドシフト,バンド充填,電子局在

Band Shift, Band Filling, and Electron Localization in a Quantum Wire Detected via Tunneling between Parallel Quantum Wires

著者 (6件)： YAMAMOTO Michihisa (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  YAMAMOTO Michihisa (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  TOKURA Yasuhiro (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  HIRAYAMA Yoshiro (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  TARUCHA Seigo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TARUCHA Seigo (RIKEN, Saitama, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 84  号： 3  ページ： 033710.1-033710.4  発行年： 2015年03月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 量子細線は量子素子の構成ブロックであり,電子波動関数の位相が基本的役割をする。量子細線中の電子相関は量子細線中の単一粒子のFermi波数ベクトルを修飾又は乱すので,そのような相関効果の検出は量子エレクトロニクスにおける重要な問題である。本論文では,平行量子細線間のトンネリングにより検出した相互作用誘起バンドシフトとバンド充填のコンボルーションに起因するバイアス量子細線のFermi波数ベクトルの修飾について報告する。また,電子密度が十分に低いときFermi波数ベクトルは最早良い量子数ではないことを示した。これは電子相関が運動エネルギーより優勢であるときに現れる局在状態やWigner結晶様状態の形成と一致する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *量子細線 ,  *トンネル効果 ,  波動関数 ,  位相 ,  *電子相関 ,  波数ベクトル ,  バンド構造 ,  分散【dispersion】 ,  コンダクタンス ,  二次元電子ガス ,  Fermi準位
準シソーラス用語： トンネル伝導度 ,  バンド分散

分類 (2件)： 半導体結晶の電子構造  (BM02060N) ,  電子輸送の一般理論  (BM03020C)

引用文献 (41件)：

• Y. Ji, Y. Chung, D. Sprinzak, M. Heiblum, D. Mahalu, and H. Shtrikman, Nature 422, 415 (2003).
• M. Yamamoto, S. Takada, C. Bäuerle, K. Watanabe, A. D. Wieck, and S. Tarucha, Nat. Nanotechnol. 7, 247 (2012).
• T. Bautze, C. Süssmeier, S. Takada, C. Groth, T. Meunier, M. Yamamoto, S. Tarucha, X. Waintal, and C. Bäuerle, Phys. Rev. B 89, 125432 (2014).
• A. Aharony, S. Takada, O. Entin-Wohlman, M. Yamamoto, and S. Tarucha, New J. Phys. 16, 083015 (2014).
• S. Takada, C. Bäuerle, M. Yamamoto, K. Watanabe, S. Hermelin, T. Meunier, A. Alex, A. Weichselbaum, J. von Delft, A. Ludwig, A. D. Wieck, and S. Tarucha, Phys. Rev. Lett. 113, 126601 (2014).

タイトルに関連する用語 (5件)： 量子細線 ,  トンネリング ,  バンド ,  シフト ,  電子