特許
J-GLOBAL ID:201503006601316626
燃料ポンプ
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-226975
公開番号(公開出願番号):特開2015-086804
出願日: 2013年10月31日
公開日(公表日): 2015年05月07日
要約:
【課題】 搭載性を維持しつつ、吐出流量を大きくしてもベーパロックの発生を抑制可能な燃料ポンプを提供する。【解決手段】 吸入側カバー30の突出部31の外周面81は、サクションフィルタ82と接続するときのシール面である。また、吸入流路32は、吸入側カバー30の突出部31の先端からポンプ室62側に延びている有底筒状の導入穴85、および、導入穴85とポンプ室62とを接続する接続孔87から構成されている。導入穴85の底面86は、軸方向において吸入側カバー30の摺動内面72と凹部73の底面88との間に位置している。これにより、ハウジング20の外径を変更することなく吸入流路32の流路断面積をポンプ室62の直前まで拡大可能である。そのため、吸入流路32の燃料の流速を低減して吸入流路32における負圧を抑制することで、大流量域においても吸入流路32での燃料ベーパの発生を抑制可能である。【選択図】図3
請求項(抜粋):
燃料を吸入し、昇圧して吐出可能な燃料ポンプ(10、90)であって、
筒状のハウジング(20)と、
前記ハウジングの一端部に設けられ、前記ハウジング外へ突き出す筒状の突出部(31)を形成し、当該突出部の内部を通って外部と連通可能な吸入流路(32、91)を有する吸入側カバー(30)と、
前記ハウジングの他端部に設けられ、外部と連通可能な吐出流路(36)を有する吐出側カバー(34)と、
前記ハウジング内で前記吸入側カバーと前記吐出側カバーとの間に設けられているブラシレスモータ(40)と、
前記ハウジング内で前記吸入側カバーとの間に前記吸入流路と連通しているポンプ室(62)を区画形成し、前記ポンプ室から前記吐出側カバー側へ貫通している吐出孔(37)を有するケーシング(61)と、
前記ケーシングを挿通して前記ポンプ室内に延びている前記ブラシレスモータの出力軸(52)の端部に回転伝達可能に連結されている円板状のボス部(66)、当該ボス部から径方向外側に放射状に突き出している複数の羽根(67)、および、各前記羽根を囲む環状のリング部(68)を形成し、前記ポンプ室内で回転可能に設けられているインペラ(65)と、
を備え、
前記吸入側カバーは、前記インペラと摺動可能な摺動内面(72)に対して当該インペラとは反対側に凹む凹部(73)を有し、
前記吸入側カバーの前記凹部の底部には、前記出力軸の前記端部を受けるスラスト軸受(74)が設けられ、
前記吸入側カバーの前記突出部の外周面(81)は、サクションフィルタ(82)と接続するときのシール面であり、
前記吸入流路は、前記吸入側カバーの前記突出部の先端面(84)から前記ポンプ室側に延びている有底筒状の導入穴(85)、および、前記導入穴から前記ポンプ室まで貫通している接続孔(87)を有し、
前記インペラの回転軸心に沿う方向を軸方向とすると、前記導入穴の底面(86)は、軸方向において前記吸入側カバーの前記摺動内面と前記凹部の底面(88)との間に位置していることを特徴とする燃料ポンプ。
IPC (1件):
FI (2件):
F02M37/10 A
, F02M37/10 E
引用特許:
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