抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標記鉱物はCobri(1967)によって新鉱物として記載されたが,その組成は分析誤差の範囲内でCu
18(Fe,Ni)
17S
32ともCu
18(Fe,Ni)
16S
32とも判定がつかないでいた。今回,合成talnakhiteについて詳細な分析を行なった結果,Cu
18(Fe,Ni)
16S
32の理想組成を持つことを確めた。シベリア産の試料についても吟味した結果,Cu
17.9,Fe
15.9Ni
0.4S
31.8の組成が得られたことは上記の理想組成が信頼すべき値であることを示している。Cu-Fe-Sの合成実験の結果からは,低温相のCu
18Fe
16S
32以外に,β相Cu
17+xFe
17+xS
32およびγ相が報告されているが,これらの間の相互関係については今後さらに研究を必要とする;表3参5