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J-GLOBAL ID:201602204043852029   整理番号:16A0212727

ヒト人工多能性幹細胞を用いて同定した母体末梢血および臍帯血試料中の推定エピ変異原

Putative Epimutagens in Maternal Peripheral and Cord Blood Samples Identified Using Human Induced Pluripotent Stem Cells
著者 (21件):
資料名:
巻: 2015  号: Toxicology  ページ: 876047 (WEB ONLY)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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エピジェネティックシステムによる転写とゲノムの安定性の調節は哺乳動物の胚の適切な発生に不可欠である。エピジェネティックシステムを乱す化学物質はエピ変異原と呼ばれる。著者らは以前,マウス胚性幹細胞におけるヘテロクロマチン形成とDNAメチル化状態に着目した化学物質スクリーニングを実施し,5種のエピ変異原であるジエチルホスフェート(DEP),Hg(水銀),コチニン,セレン(Se)およびオクタクロロジプロピルエーテル(S-421)を同定した。ここでは,母体末梢血と臍帯血の試料中に低濃度で検出された5種の前記エピ変異原を含む20種の化学物質の影響を確証するために,ヒト人工多能性幹細胞(hiPSC)を用いた。注目すべきことに,これら個々の化学物質はhiPSCでエピ変異原活性を示さなかった。しかし,胎児環境は様々な化学物質を含んでいるため,hiPSCに対する化学物質(DEP,Hg,コチニン,SeおよびS-421)の複合曝露の影響を評価した。複合曝露はhiPSCの複数の遺伝子座でヘテロクロマチンシグナル数の減少とDNAメチル化状態の異常を引き起こした。複合曝露はhiPSCからの胚様体形成と神経分化にも影響を及ぼした。したがって,DEP,Hg,コチニン,SeおよびS-421を母体末梢血および臍帯血中に検出されるような低い濃度で効果を示す「エピ変異原の組合せ」と定義した。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝的変異  ,  遺伝子発現  ,  細胞生理一般  ,  人間に対する影響 

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