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J-GLOBAL ID：201602206620619870   整理番号：16A0092860

ケイ化マグネシウム熱電変換素子作製のための簡易な反応焼結手法の開発

著者 (1件)： 山本佳嗣 (三重県工研)
資料名： 三重県工業研究所研究報告  (Reports of the Mie Prefecture Industrial Research Institute)
号： 39  ページ： 1-5  発行年： 2015年10月30日 
JST資料番号： Z0229B  ISSN： 2185-016X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Mg₂Siセラミックスを合成するために,MgとSi粉末を2:1の比で混合したものを不活性雰囲気下アルミナ坩堝中で熱処理した。緻密な焼結体が得られ,これをXRDのために粉砕し,粉末化した。XRDパターンから,未反応のSi相が,本体に含まれていたことを見いだし,これは,熱処理中にルツボの不完全なシールによって引き起こされたMgの蒸発を示唆した。得られた本体は,n型の熱電特性を示した。未反応のSiが,この材料の熱電性能を低下させると考えられた。

シソーラス用語： *ケイ化物 ,  *マグネシウム化合物 ,  *熱電材料 ,  *反応焼結 ,  *熱起電力 ,  *利用 ,  熱電素子 ,  セラミック ,  マグネシウム ,  ケイ素 ,  アルミナ ,  坩堝 ,  X線回折 ,  焼結体 ,  密封装置 ,  N型半導体
準シソーラス用語： *マグネシウム・シリサイド ,  *Seebeck効果 ,  *エネルギー利用 ,  熱電変換素子 ,  シール

分類 (2件)： 熱電デバイス  (NC03090J) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

引用文献 (13件)：

• T. Nemoto et al. : “Power Generation Characteristics of Mg₂Si Uni-Leg Thermoelectric Generator ” . J. Electron. Mater., 41(6), p1312-1316 (2012)
• 丹羽陽亮ほか:”Na添加Mg₂Siの熱電特性”.日本金属学会誌,72(9),p693-697(2008)
• 杉山明ほか:”メカニカルアロイングを利用したMg₂Si基複合熱電材料の作製”.粉体および粉末冶金,45(10),p952-957(1998)
• 杉山明ほか:”メカニカルアロイングおよびパルス通電焼結を利用したMg₂Si-MnSi_1.73熱電材料の作製”.日本金属学会誌,64(5),p355-358(2000)
• Y. Niwa et al. : ”Thermoelectric Properties of Ca-Mg-Si Alloys ” . Mater. Trans., 50(7), p1725-1729 (2009)

タイトルに関連する用語 (6件)： ケイ化マグネシウム ,  熱電変換素子 ,  作製 ,  反応焼結 ,  手法 ,  開発