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J-GLOBAL ID:201602211522893062   整理番号:16A0120797

ブラックホール風の見かけの光球,熱化面,スペクトル: 振動数に依存するケース

Apparent photosphere, thermalization surface and spectrum of black hole winds: Frequency-dependent case
著者 (4件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 111.1-111.8  発行年: 2015年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ブラックホールのまさしく中心から噴き出された光学的に厚く球対称なアウトフローであるブラックホール風について,見かけの光球,熱化面,予期されるスペクトルを,不透明度の振動数依存性を考慮して調べた。光学的に厚い球状風のケースでは,風密度は半径とともに徐々に減少するため見かけの光球は一般的に非球面である。加えて,もし電子散乱が重要であれば,熱化面は見かけの光球から分離しその内部の深いところに位置する。更に,自由-自由不透明度は振動数に依存するため,熱化面の位置もまた振動数に依存する。著者等は,見かけの光球の形状は非球面であるが,振動数にはそれほど多く依存しないことを見出した。他方,低振動数では自由-自由不透明度が電子散乱のものより優越するため,低振動数領域では熱化面は見かけの光球に近いどこかに位置しその形状は非球面である。しかしながら高振動数では電子散乱不透明度が自由-自由のものより優越するため,高振動数領域では熱化面はフローの内部深いところに位置しその形状はほぼ球面である。結果として,予想されるスペクトルは多温度黒体のものになる;スペクトルはWienピークをもつが,ピークより下でのスペクトルの勾配はRayleigh-Jeanaの勾配よりも浅い。この原因の一部は,いくつかのケースでは見かけの光球と熱化面の非球面形状であるが,主たる原因は,異なる振動数に対して異なる部分を観測しているためである。即ち,低振動数光子は温度の低い大きな熱化半径からくる一方,高振動数光子は温度の高い小さな熱化半径から来る。(翻訳著者抄録)
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