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J-GLOBAL ID：201602212063557467   整理番号：16A0560130

数種果実における果肉の部位の違いが品質に及ぼす影響

著者 (3件)： 平智 (山形大 農) ,  山本貴子 (山形大 農) ,  丹野ゆか (山形大 農)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 91  号： 7  ページ： 711-717  発行年： 2016年07月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 果実の食味を決める主な要因は,糖度,酸度とそれらのバランス(糖酸比)であると言われている。筆者らは,リンゴ,ブドウ,ナシ,キーウィフルーツ,メロンの果実を供試して,果肉の部位の違いが可溶性固形分含量,滴定酸,糖酸比に及ぼす影響を調査した。その結果,多くの樹種や品種の果実の可溶性固形分含量は,重力方向の下側の果肉部位で高く,かつ周辺部の果肉部位が果心部より高い傾向が認められた。滴定酸含量は樹種や品種によって,一定の傾向は見られなかった。糖酸比の果肉内の部位による差の傾向も樹種や品種によって異なっていた。

シソーラス用語： *果物 ,  味 ,  糖度 ,  酸性度 ,  *食品特性 ,  *蒸発残分 ,  滴定酸度 ,  果肉 ,  リンゴ ,  ブドウ ,  ナシ ,  キウイフルーツ ,  メロン ,  屈性 ,  品種差
準シソーラス用語： *可溶性固形分 ,  果実【食品】 ,  酸度 ,  重力向性 ,  食味 ,  *糖酸比

分類 (2件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  食品の品質  (FJ01040F)

引用文献 (7件)：

• 伊藤三郎 1991. 果実の科学. pp.89-91. 朝倉書店. 東京.
• 樫村芳記・工藤和典 1989. リンゴにおける糖度及び酸含量の果実内変異. 農業および園芸 64 (4): 545-549.
• 加藤公道 1984. 農業技術体系: 果樹編 (6) モモ: 技 47-48. 農文協. 東京.
• 熊代克巳・鈴木鉄男 1994. 図集 果樹栽培の基礎知識. pp.44-45およびpp.61-62. 農文協. 東京.
• 杉浦 明・片岡郁雄・苫名 孝 1981. 屈折計による渋ガキ果実の糖度測定に関する研究. PEGによる除タンニンの効果. 園学要旨 (昭56春): 140-141.

タイトルに関連する用語 (2件)： 果実 ,  果肉